夏だから、撮れるエリアがある!
さぁ、東北へ!青森へ!

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CM史上、
日本でいちばんロケしているチーム

北は北海道、南は沖縄まで、今まで日本中をロケしてきた「近くて便利」クリエイティブチーム。おそらく今までの日本のCM部隊としては、日本でいちばんロケに費やしているのではないかと思う。
1年に2回制作し、セブン‐イレブンのここ半年の方針を加盟店、関係者、全社員へ伝えるのが、このコンセプト映像だ。今回で15本目となる。

「さぁ、一緒に」から
一歩すすめたテーマを

前回のコンセプト映像のテーマは「さぁ、一緒に」
日本のすみずみの暮らしに寄り添うきもち、そしてその「近くて便利」をさらに実現するために、1万9千店あまりの加盟店オーナーや従業員の方々、商品開発、配送、店舗開発、実にたくさんの人々が関わり、一丸となってがんばる姿勢をアピールしてきた。
そして今回は、さらに一歩進んで「私から、ひろがっていく」というキーワードにした。
まず、関係者ひとりひとりが考え、実行し、まわりにすてきな影響を与えながらさらに前に向かう。ひとりひとりがセブン‐イレブンの主役となって、日本の暮らしと共にある。
今回初めて、たくさんの従業員のがんばる想いを言葉にしてもらった。みんな地域に愛され、すこしでもチカラになれたら、と、一生懸命なんだ。

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制作は春と秋の年2回、
ちょっとした悩みがある、つまりそれは…

今回の撮影地は、東北、特に青森を中心として撮影した。
実は、僕らには撮影地選びに、悩ましさがあった。春と秋、年2回の制作。つまり、秋の撮影は、日本中どこでも可能だけど、春の撮影は年初となり、北海道も東北も、まだまだ冬なのだ。
一度、春の制作で長野を撮ったときも、豪雪だった(笑)。
それはそれで素敵だけど、映像の3分半が全部雪ってわけにもいかないしね。それで、今回の秋の撮影は東北に行った。青森を中心に岩手・福島もめぐった。

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でかい!ビルよりもでかい!
豆粒のようなカメラが見上げた。

メインの狙いは、もちろん「ねぷた」だ。撮影は、五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)。圧倒的にでかい!ビルよりもでかい!
その巨大なねぷたが動く姿をセブン‐イレブンのサインポールと一緒に撮る。祭りの人々、大人も子供もおにぎり、サンドイッチ、ドリンクなどセブン‐イレブンの商品を手にして、盛り上がる姿を撮る。大群衆の熱狂と巨大でありながら立佞武多の造形美に感動しながらの撮影だった。
さらに、別の日は、ほんとうに魂が震えるような津軽三味線を撮影した。カラダにぶつかってくるような音色を最前列で撮り、なんだかとても贅沢な時間だった。日本には、いいものが、こころからいいものが、実にたくさんあるんだなぁ、知らないだけだなぁ、と今回も感じた。

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美しい岩木山は、気まぐれだ。
執念は実るのか?

もちろん、いつものように天気は、あまりよくはない。
特に、青森の象徴、朝靄(あさもや)の、あるいは朝焼けの岩木山を狙ったけど、何日待っても濃霧で岩木山は顔を出さない。遙か遠方に岩木山を見ながら、セブン‐イレブンの従業員が自然の中を出勤するという映像を撮りたいのだ。 岩木山が見えなくても、素敵な画ではある。でも、岩木山、お願いします。ついにうっする岩木山が見えた。幻想的な画が撮れた。なのに、撮影スタッフは、翌日も、もっといい画を狙うと言う。
連日、連日、岩木山を狙い、撮影スポットへ。そして、最終日。岩木山は、霞の彼方だった。残念。でも、その執念がこのセブン‐イレブン「近くて便利」制作チームなのだ。このプロとしての粘りがあって、あの濃密で嘘のない暮らしへの寄り添い感が達成できるのだと、僕は思う。東北の、青森の、岩手の、福島の、お客様の、お店みなさんのお国訛りのイントネーションが、とてもとても心地いい。だから、もっといい画を、もっといいコンセプト映像を、と、がんばれるのだ。

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(永澤仁/クリエイティブディレクター)

  • クリエイティブディレクター

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    永澤 仁 海の家 クリエイティブディレクター

    「近くて便利」クリエイティブについて考えたこと

    セブン‐イレブンが向かう先は?

    日本にコンビニエンスストアという事業を拓き、日本全国津々浦々に店舗があるセブン‐イレブン。いまの時代において、その役割は大きく変わりはじめている。掲げるタグライン「近くて便利」、その「近さとは、生活者の心理距離」「便利とは、品質」と解釈し、そして、日本のまいにちの生活に溶け込んだ、なくてはならない存在として「日本のおいしい食卓へ」というキーワードを開発した。

    たとえば、お年寄りなど、生活者たちにとって、セブン‐イレブンの今日的な価値。それを、日本の原風景と調和する懐の深い表現をすることで、生活者を後押しし、さらには店舗のオーナーたちの誇りにつながると考えた。もちろん、映像ひとつひとつの密度がなによりも重要だ。日の出に重なるボールサイン、電車と並走する自転車の女子高生、つねに、撮影は長時間、日の出前から深夜にまで及ぶ。

    日本最大の流通企業であるセブン‐イレブンは、もはや日本の生活インフラだ。その自らの責任を心に刻み、ブランドの根幹を担うコミュニケーションであり、その先の、日本のしあわせをちょっとでもふやす試みだと、僕は、信じている。

    永澤 仁

  • 監督

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    清水 亮司 株式会社ロボット クリエイティブディレクター、CMディレクター

    東京で生まれて、東京で育った。

    妻は九州大分の出身で、「あなたに地方で生まれた人間の気持ちはわからない」などと言う。確かに経験がないのだから、わからない。

    セブン‐イレブンは、いまやほぼ日本中にある。そしてこの「近くて便利」のCMも日本中で流れている。同じCMを、四国で見る人、東北で見る人、九州で見る人、関東で見る人、北海道で見る人、関西で見る人、がいる。

    我々がCMのために撮影した風景や、商品や、家族の姿や、その笑顔を日本中の人々が皆同じ気持ちで見ているとは限らない、とは思う。

    でも、日本に生まれ、育ち、あるいは暮らす人ならば、同じ想いで「きれいだね」とか「おいしそう」とか「楽しそう」と感じてくれる映像があるはずだ。

    人の気持ちはいまだにわからない。自分の気持ちでさえわかっている自信がない。わからないけれど、そんな人と人とが同じ何かを感じ共有できる瞬間がある。と信じて今日も、風景や、商品や、人に向き合ってこの「近くて便利」のCMを作っています。