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日本のおいしい食卓へ 日本中をロケするメイキング

日々は、変わる。暮らしは、変わる。ドローンは、飛んだ。

僕らが撮影するのは、セブン-イレブンの「2016年春コンセプト映像」だ。これは、セブン-イレブン全国18,500店あまり、その膨大な数のスタッフや、関係者たちが観てこころをひとつにする3分ちょっとの大作映像だ。春と秋の年2回、今回で12本目となる。

18500店あまりの関係者がこころをひとつにするそれがこの映像だ。

テーマは「日々、変わりゆくから」とした。いまを暮らす人々のライフスタイルは、めまぐるしく変化している。単身世帯の増加、女性就労率の増加、高齢者社会の加速、さらにひとりひとりの嗜好性も多種多様に変わっている。そうした現実の変化にスピーディに、そしてフレキシブルに応えるように、セブン-イレブンも多種多様なチャレンジをつづけている。

たとえば、セブン&アイグループの約180万点もの豊富な商品が近くのセブン-イレブンで受け取れる全く新しいお買い物習慣「オムニ7」を本格的に開始し、世界の流通をリードする体制を着々とすすめている。また、日本が誇るナショナルブランドとのセブン-イレブンならではのコラボ商品を続々と開発。さらに、セパレートタイプのチルド弁当や、お惣菜などのセブンプレミアムもますますの充実を図っている。

朝焼けの中、橋の上ですれ違ったものは?

そうした暮らしの移ろいを広い視点でとらえるような圧倒的な映像が欲しかった。ドローン撮影を、決行した。ロケ地は、中部地方を中心としていろいろ。名古屋や岐阜もこれまで何度か撮影をしたが、ステレオタイプなその地方とはちょっとひと味違うエリアをロケした。

早朝から夜まで、ロケ隊は走りまわった。ドローンは、飛びまわった。すでに撮影を始めている場所へと走るロケバスに乗って橋を渡っている、ひょっとするとドローンが見えるんじゃないすか?とスタッフが言った。すると、ちょうど僕らの車とすれ違うように、朝焼けの中、橋の風景を川の上を飛びながら撮影するドローンが見えた。ロケバスの中で僕らは歓声を上げた。

空に向かってドローンに向かって手を振ってくれた。

今回も、実にたくさんの方々に協力いただいて、撮影が成功した。もう、数え切れないほどの方々を、日本中で撮影した。ノリノリにポーズをとる人、はにかんで笑う人、緊張して硬直する人、どんな人々の表情にも、ほんとうの生活があった、日本のぬくもりがあった。

日々は、変わりゆく。暮らしは、変わりゆく。そして「日本のおいしい食卓へ。近くて便利」。変わることのないその想いで、さまざまな試行錯誤を繰り返し新しいうれしさを提案し、セブン-イレブンは変わりつづける。

空に向かって、雄大な景色の中で手を振る人、暮らしの中で手を振る人、セブン-イレブンの前で手を振るスタッフ…なんか、あかるい未来に手を振っているように、見えませんか?ドローンもきっと、うれしかったに違いない。

(永澤仁/クリエイティブディレクター)

クリエイティブディレクター

永澤 仁 Nagasawa Hitoshi 海の家 クリエイティブディレクター 主な作品 <TV-CM> キリン氷結シリーズ、ポカリスエット、バイク王、シチズン ブランド広告、他多数海外、国内の受賞は100近い。
「近くて便利」クリエイティブについて考えたこと  セブン・イレブンが向かう先は?日本にコンビニエンスストアという事業を拓き、間もなく、日本中に18,500店舗となるセブン-イレブン。いまの時代において、その役割は大きく変わりはじめている。掲げるタグライン「近くて便利」、その「近さとは、生活者の心理距離」「便利とは、品質」と解釈し、そして、日本のまいにちの生活に溶け込んだ、なくてはならない存在として「日本のおいしい食卓へ」というキーワードを開発した。たとえば、お年寄りなど、生活者たちにとって、セブン-イレブンの今日的な価値。それを、日本の原風景と調和する懐の深い表現をすることで、生活者を後押しし、さらには店舗のオーナーたちの誇りにつながると考えた。もちろん、映像ひとつひとつの密度がなによりも重要だ。日の出に重なるボールサイン、電車と並走する自転車の女子高生、つねに、撮影は長時間、日の出前から深夜にまで及ぶ。日本最大の流通企業であるセブン-イレブンは、もはや日本の生活インフラだ。その自らの責任を心に刻み、ブランドの根幹を担うコミュニケーションであり、その先の、日本のしあわせをちょっとでもふやす試みだと、僕は、信じている。永澤 仁

監督

清水 亮司 Shimizu Ryoji 株式会社ロボット  クリエイティブディレクター、 CMディレクター 主な作品 <TV-CM>  Panasonic 企業CM、花王  アタックNeo、 キリン 淡麗、 世界のキッチンから 他多数
東京で生まれて、東京で育った。妻は九州大分の出身で、「あなたに地方で生まれた人間の気持ちはわからない」などと言う。確かに経験がないのだから、わからない。セブン‐イレブンは、いまやほぼ日本中にある。そしてこの「近くて便利」のCMも日本中で流れている。同じCMを、四国で見る人、東北で見る人、九州で見る人、関東で見る人、北海道で見る人、関西で見る人、がいる。我々がCMのために撮影した風景や、商品や、家族の姿や、その笑顔を日本中の人々が皆同じ気持ちで見ているとは限らない、とは思う。でも、日本に生まれ、育ち、あるいは暮らす人ならば、同じ想いで「きれいだね」とか「おいしそう」とか「楽しそう」と感じてくれる映像があるはずだ。人の気持ちはいまだにわからない。自分の気持ちでさえわかっている自信がない。わからないけれど、そんな人と人とが同じ何かを感じ共有できる瞬間がある。と信じて今日も、風景や、商品や、人に向き合ってこの「近くて便利」のCMを作っています。