1万9千店あまりが
ひとつになって進む、いうこと。

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創業以来、セブン‐イレブンは、全国の津々浦々に1万9千店あまり。大都会のオフィス街の中心にあったり、深い山々に囲まれた田園地帯にあったり、活気溢れる漁港にあったり、子供たちの笑い声が響く住宅地にあったり。くらしのさまざまなエリアそれぞれに、ぴったり合ったセブン‐イレブンがあり、ひとりひとりに寄り添っている。今回のコンセプト映像は、実に13本目を数える。
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古屋社長が就任して、
最初のコンセプト映像をつくる。
つまりそれは…

古屋社長が強く語っているのは次のようなことだった。セブン‐イレブン本部には、商品の開発など多種多様な役割のセクションがある。そうした総力が一体となって、お店と共にお客様にこころから頼りにされる「近くて便利」をさらに進化させたい。そして、お客様との接点であるお店をバックアップしていきたい、ということだった。キーワードは「さぁ、一緒に」。その本気の取り組みの表明に、古屋社長自らが今回の映像に登場した。そして、コンセプト映像史上、最も多くのお店が登場する作品となり、さらにロケ地も、北は北海道、南は九州の長崎までと、最もハードな移動となった。
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そして今年は、
異常なほどの大型台風ラッシュ。
ロケ隊は翻弄された。

猛暑の中、長崎市の中島川に架かる石造二連アーチ橋の眼鏡橋で、まず撮影。その夜に、混雑必至の稲佐山を避けて、隠れた夜景スポットの鍋冠山公園から眺めた花火は、長崎の夜景とあいまって、ため息が出る美しさだった。しかし、今年は、びっくりするほどの台風ラッシュ。しかも大型で、災害のニュースを連日目にする日々。長崎での撮影が終了して飛行機で北関東へ「飛ぶ」はずだったのに、運航予想は「飛ばない(実際、飛ばなかった)」、なのにスケジュールは翌日の早朝から北関東でロケ。プロデューサーたちが模索した結果、新幹線はギリギリ走るらしい。急遽、長崎から博多へ移動して、そこから北関東へ。新幹線に乗り込み、まずは東京へ。そのままロケバスに乗り込んで群馬へ着く頃には「みんな大丈夫?」って感じの強行軍。
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そこにくらす人々と
そこにくらす従業員と
さぁ、一緒に

今回の映像で、特に注目されるのは、登場する人々の多さだと思う。企業メッセージの「近くて便利」。「近い」とはセブン‐イレブンと生活者との物理的な距離ではなく心理的な近さ。「便利」とは欲しいモノがあるだけでなく期待以上の品質であること。その想いを再認識できる映像に仕上げた。今回のテーマは「さぁ、一緒に」。さまざまな人々と、さまざまな従業員たちと、さまざまな商品やサービスが「さぁ、一緒に」だ。当然、映像はそうした人々のくらしや活動との関わりを描くことになる。日本中のお店の従業員、日本中のそこにくらす人々。その、飾らない笑顔の数々が、今回の主役だ。観ているこちらの表情もついほころんでしまう、あたたかな3分ちょっとのコンセプト映像に仕上がったと思う。

(永澤仁/クリエイティブディレクター)

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  • クリエイティブディレクター

    「近くて便利」クリエイティブについて考えたこと

    セブン・イレブンが向かう先は?

    日本にコンビニエンスストアという事業を拓き、日本中に19,000店あまりとなるセブン-イレブン。いまの時代において、その役割は大きく変わりはじめている。掲げるタグライン「近くて便利」、その「近さとは、生活者の心理距離」「便利とは、品質」と解釈し、そして、日本のまいにちの生活に溶け込んだ、なくてはならない存在として「日本のおいしい食卓へ」というキーワードを開発した。

    たとえば、お年寄りなど、生活者たちにとって、セブン-イレブンの今日的な価値。それを、日本の原風景と調和する懐の深い表現をすることで、生活者を後押しし、さらには店舗のオーナーたちの誇りにつながると考えた。もちろん、映像ひとつひとつの密度がなによりも重要だ。日の出に重なるボールサイン、電車と並走する自転車の女子高生、つねに、撮影は長時間、日の出前から深夜にまで及ぶ。

    日本最大の流通企業であるセブン-イレブンは、もはや日本の生活インフラだ。その自らの責任を心に刻み、ブランドの根幹を担うコミュニケーションであり、その先の、日本のしあわせをちょっとでもふやす試みだと、僕は、信じている。

    永澤 仁

  • 監督

    東京で生まれて、東京で育った。

    妻は九州大分の出身で、「あなたに地方で生まれた人間の気持ちはわからない」などと言う。確かに経験がないのだから、わからない。

    セブン‐イレブンは、いまやほぼ日本中にある。そしてこの「近くて便利」のCMも日本中で流れている。同じCMを、四国で見る人、東北で見る人、九州で見る人、関東で見る人、北海道で見る人、関西で見る人、がいる。

    我々がCMのために撮影した風景や、商品や、家族の姿や、その笑顔を日本中の人々が皆同じ気持ちで見ているとは限らない、とは思う。

    でも、日本に生まれ、育ち、あるいは暮らす人ならば、同じ想いで「きれいだね」とか「おいしそう」とか「楽しそう」と感じてくれる映像があるはずだ。

    人の気持ちはいまだにわからない。自分の気持ちでさえわかっている自信がない。わからないけれど、そんな人と人とが同じ何かを感じ共有できる瞬間がある。と信じて今日も、風景や、商品や、人に向き合ってこの「近くて便利」のCMを作っています。