オーナーさまインタビュー|セブンイレブンのフランチャイズ

セブン-イレブンでアルバイト → オーナー 小売業経験を活かしての独立

兄妹で、地元のお客さまが毎日通ってくださるお店づくりをしています。

大田区池上駅南店(東京都) 細川智徳・葉子 ご兄妹 2009年3月20日オープン

ともに接客業経験のあったご兄妹が選んだ、セブンイレブン経営。ご夫婦で経営されている方が多い中で、ご兄妹でのお店づくりはどんな特徴があるのか伺ってみました。

セブン-イレブン経営を検討したきっかけは?

智徳さん:
18歳のときにはじめたセブン-イレブンでのアルバイトがきっかけです。小さなお子さんからお年寄りまでご近所の方々と「今日は暑いから体調に気をつけてね」「細川さんの顔を見にきたよ」という会話をするのがすごく楽しかったんです。アルバイトをはじめてから2年で「いつかは自分のお店を持ちたい」と決意していましたね。「セブン-イレブンのオーナーになりたい」と両親にも伝えていましたので、オープン時は協力をしてくれて。夢が叶ったという感じです。

葉子さん:
自分のお店を持つだなんて、はじめはまったく興味なくて。でも「兄にはお嫁さんもいないし、私がやるしかないでしょ!」と、兄を手伝う気持ちで飛び込んでみました。接客経験はありましたし、高校生のときにはセブン-イレブンでアルバイトもしていたので、不安なくはじめることができました。

オーナーとして日々心がけていることは?

智徳さん:
従業員さんには楽しんで仕事をしてもらえるようにしています。口うるさく指示をするのではなくて、のびのび自分たちのやりたいようにやらせてみる。そうするとお客さまとのコミュニケーションや、自分が任されている棚の商品構成を考えることを通して、自然とお店づくりのおもしろさを発見していくのです。私もアルバイトが楽しいと感じたものですから、従業員さんにも同じ喜びを感じてほしいなと思います。仕事が楽しいと感じた従業員さんはみんな長く続けてくれるんですよね。また大事なのは、自分自身もお店づくりを楽しむことだと思います。先日は店長や従業員さんにも内緒で、棚をある飲料水で埋め尽くしたんです。従業員さんたちに「あー、オーナーまたやってる!どうやって売るんですか!」と言われながらも(笑)、みんなで声かけして売ったり、お客さまに驚いていただけるのは楽しいものです。私自身も初心を忘れずにやっていくことは大事かなと思っています。

お客さまとの印象的なエピソード

智徳さん:
オープン当初のことですが、ご家族でお買い物袋を下げてお帰りになられる後ろ姿は今でも忘れられない光景です。「今日からスタートしたんだ」とグッとくるものがありましたね。
うちのお店は、開店当初から地元の方々が足を運んでくださって、とても恵まれたスタートを切ることができました。これはセブン-イレブンのブランド力が大きかったと思います。お客さまから「やっと池上にセブンができたのね」「おでんのファンだからやめないでね」とお声をいただきました。オープンから半年くらいは慣れるまで大変でしたが、そういったお客さまに支えていただきながらやってきたという感じですね。

葉子さん:
うちのお店は、"駅前店"と名前がついている割に、朝のラッシュはほとんどなくて、昼間の時間帯に地元の人たちに利用されることが多いですね。ここ池上は、池上本門寺を構える古くからの町。この地に馴染みのある年配の方も多いんです。ですから、そういった方々が「顔を見にきたわよ」とふらっと寄ってくださったり、「洗剤がなくなっちゃって。おすすめはどれかしら?」と声をかけてくださったりします。あとちょっと歩けば大きなスーパーや薬局もあるのに、ここでお買い物をしてくれるのは嬉しい限り。ときどきお客さまから差し入れをいただくこともありますね。「お芋を蒸かしたからみんなで食べてね」って。こうしたお客さまとのふれあいは、これから先もっともっと必要とされてくるのでしょうね。本部のOFCさんからは「ここはまるでコンビニではないみたいだね。ミニスーパーだ」と言われるほど。地域に密着したお店づくりをこれからもやっていきたいと思います。

セブンイレブンオーナーの醍醐味

智徳さん:
「常連さんが多い」「古くからの町」ということで、うちのお店はいわゆるコンビニらしい商品よりも、生活に密着した商品が多く出ます。またテレビなどで話題になった商品もすぐに火がつくのではなく、じわじわっと売れていくことが多かったりと、他で売れているからうちのお店でも入れてみよう、というのが通用しない。ですから私たちが心がけているのは、お客さまからご要望のあった商品はすぐに発注をして品揃えを充実させたり、地元で暮らす従業員さんたちに商品発注を任せて、地元の方に喜ばれるようなものを置くようにしています。たとえば、過去に日本一売れたのは「さんまの甘露煮」。普通のコンビニの感覚だったら見過ごしてしまう商品なのですが、従業員さんが「地元の人はこういうのが好きよ」という言葉を信じて、少し多めに仕入れたら、面白いように売れて。うちのお店の品揃えは、お客さまの声や従業員さんの考えで構成されているんです。データや数字、自分の予測だけにとらわれないお店づくりで地元のオンリーワンになっていくことはとても大事なことですね。

これからオーナーになる方へのメッセージ

智徳さん:
最初は不安もあると思います。でも何かあれば助けてくれる方は周りにたくさんいます。OFCさん、従業員さん、そしてお客さま・・・。そして意外だったのは、近所の先輩オーナーさん。「ライバルではあるけど、我々は仲間。同じ看板を背負っているんだから、お互い協力し合っていけば、お客さまにとっていい店がつくれるよね」と言ってくださって。消耗品の割り箸などが切れてしまったら、借りに走ったり、発注しすぎてしまった商品を受け入れていただいたり、その逆もあったりと、週に1回は顔を合わせていますね。ベテランのオーナーさんなので、いろんな取り組みをアドバイスいただくこともあります。とても心強い先輩であり、切磋琢磨する仲間という感じで、もっといいお店をつくっていこうと、刺激されますね。

葉子さん:
兄妹での経営は、セブン-イレブンオーナーさんの中でも少ないかもしれません。正直最初は「言わなくても分かってもらえるだろう」と思ったら、そんなことは全くなく(笑)ぶつかることもありました。でも今ではオーナーにはオーナーの、私には店長としての役割をしっかり分担しながらお店づくりができています。二人とも楽観的な性格は似ていて、せかせかせず楽しいお店をつくりたいというのは共通の考え方。それさえあれば上手くやっていけると思います。ひとつだけ、兄であるオーナーに要望するとすれば、早くステキなお嫁さんをもらってもらうことですかね(笑)。

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