野々市新庄2丁目店(石川県)での独立開業(オーナーインタビュー)

  • 商社・営業 ⇒ オーナー異業種からのチャレンジ!

    村田陽平・奈緒さん ご夫妻
    野々市新庄2丁目店(石川県)
    2010年6月25日オープン

異業種・異職種からの転換だからこそ、
柔軟な視点でお店づくりができる。

店舗事務所にオープン当日の写真を貼り「今でもあの日のことは忘れられません」と語る村田オーナーさま。オープン当初のこと、そして未経験からのスタートでこれまでどんな思いでお店づくりをされてきたのか伺いました。

  • オーナーインタビュー
  • オーナーインタビュー

セブン-イレブンで独立しようと思ったきっかけは?
陽平さん: セブン-イレブンはもともと父がやりたいと言い出したんです。ただ年齢的に条件が合わず、長男である私に「どうや?」と。当時私は、新卒で入社した商社で機械部品の営業を9年ほどやっていまして、すぐに「やろう!」というわけにはいかなかったのですが、心はかなり動かされました。というのも、営業の仕事は楽しかったのですが、充実感が感じられず、もっと熱い気持ちで仕事がしたい!と思いはじめていたからです。その後しばらくして説明会に行き、すぐに心は固まりました。業界もセブン-イレブンという会社もあまりよく知らなかったのですが、いろいろな本や業界本を読んで研究すればするほど、その先見性や商品開発力の素晴らしさに魅力を感じました。
オープンから5年。当時のことを振り返ってみるといかがですか?
陽平さん: オープン当日は、ものすごくたくさんのお客さまがいらしてくださいました。オープンの朝7時、自らお店のドアをオープンしたときの瞬間は今でもまざまざと思い出します。「あぁ、はじまってしまった。もうこのドアは365日・24時間閉じることはないんだな」と。お客さまからは「とうとう来てくれたか、待っていたよ」とか、商品をお召し上がりいただいた方からは「おいしいね!」と喜びの声をいただいて、努力を続けていかなければならないなと思いました。
異業種・異職種からの転換でご苦労されたことは?
陽平さん: お客さまのご期待に応えなくては、と努力を怠ってはいけないという気持ちは強かったですが、苦労というのは感じなかったですね。もちろん全然ちがう畑の仕事をしてきましたので、私にもできないこともたくさんありました。でも「お店はひとりでつくるものではない」という思いもあり、妻や従業員とお互いの得意分野を活かしながらやればいいお店がつくれると信じていたんです。私自身は接客が不馴れでしたが、その分商品の品揃えや陳列は「任せておけ!」とばかり頑張っていましたね。営業をやっていましたから、データを分析したり、商品をどうお客さまに魅力的にみせていくのか?を考えるのは得意でしたから。異業種・異職種といっても、活かせる部分は意外とあるんですよね。
  • 奥さまインタビュー
  • 奥さまインタビュー

セブン-イレブンの経営をすると聞いて奥さまは?
奈緒さん: 当時はまだ子どもが生まれて3ヶ月のときでした。子どもが大きくなるまで「もう少し待って」という気持ちでしたが、夫は「今こそはじめどきだ!」と話はどんどん進んでしまって…。野々市市にはまだセブン-イレブンがなかったので、夫は一号店として自分のお店を出したかったのでしょうね。でも私自身セブン-イレブンには魅力も感じていましたし、前職で営業である夫の営業アシスタント経験がありましたから、サポートはできるかなと思いました。また私の両親も商売をしており、二人から「頑張れ」と言われたのも大きな後押しとなりました。
セブン-イレブンのお店づくりの面白さはどんなところにありますか?
奈緒さん: 最初の頃、うちのお店は30-40代の男性のお客さまが中心で、OFCさん(※)に「もう少し客層を広げていきましょう」とアドバイスをいただいたことがありました。そこで私たちは、主婦層のお客さまを増やしていこうと考え、夕飯のおかずにもなる「セブンプレミアム」を押し出していくことにしたんです。でも、ただ商品を並べておくだけでは見向きもされません。思いついたのは、「きょうの献立」コーナーをつくって、いくつかのお惣菜を組み合わせたメニュー提案をすること。主菜、副菜、プラスα…と実際の食卓に並べるように置いてみたら、「コンビニのおかずって、こういうふうに使えるのね」と主婦の方に手にとっていただけるようになったのです。アイデア次第でお客さまの「コンビニのイメージ」自体も変えていけると分かってからは、ますますこの仕事が楽しくなっていきました。
※OFC=店舗経営相談員
  • おわりに
  • おわりに

最後に、今後の目標を教えてください。
陽平さん: 「コンビニはこういうもの」と決めつけず、柔軟な頭で経営をしていきたいですね。コンビニといえば家族経営というイメージがありましたが、私は長年会社勤めをしていたこともあり、もっと組織化していくことが重要だと考えています。現在は、各時間帯ごとにシフトリーダーをつくって、私が一人ひとりに指示や連絡をしなくても、全員に伝達できる仕組みをつくっています。そうすることで、一人ひとりが自分で考え自律して動くことができるんです。今後はこれをさらに進化させて、店長や副店長を任せられる人材を育てていきたい。チャンスがあればそういった従業員とともに複数店を経営できたらいいなと思っています。

オーナーインタビューピックアップ特集