豊科高家店(長野県)での独立開業(オーナーインタビュー)

  • 別オーナーの元で社員 ⇒ セブン‐イレブンオーナー

    西澤高志・典子さん ご夫妻
    豊科高家店(長野県)
    2015年2月13日オープン

「小さい子供がいてもできる!? 頑張ればいいって言っても、24時間は戦えないぞ!」
これが、妻の一番の不安ポイントでした。

OPENから2年6ヶ月目時点の取材

セブン-イレブンオーナー店舗での社員を経験後、自営の稼業に入られた高志さん。でも、なぜか稼業をやりながらも再びセブン-イレブンでバイトを始められ、稼業を辞めて再度別オーナーのところへ再就職!そこからオーナーになった気持ちの変化や、すべてを熟知している方が選んだオーナーという選択肢の理由を伺いました。

  • オーナーインタビュー
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最初はセブン-イレブンに就職されたということですか?
あれほどひっきりなしに人が入ってくる店の経営に興味があったんです。
高志さん: 専門学校卒業後、就職試験を受けた中のひとつがセブン-イレブンオーナー店舗の正社員でした。もともと接客が好きで、スポーツ用品店や、バイトをしていたカメラ店など選択肢はありましたが、コンビニ事業のセブン-イレブンを選んだんですよね。
興味があったんですよ!お客さまがずっと入ってきて、24時間で営業している仕組みに。あまり深くは考えていなくて、24時間の中でどういう人が働いているんだろうって興味だけで。ただ1年半後には稼業の手伝いに入ることになり退職したのですが、家業をしながらも近くの店舗で深夜バイトに入っていましたね。でも、時代の変化で稼業の経営も厳しくなってきたことをきっかけに、バイトをしていた店舗に社員で入ることになって。
稼業をしながらもセブン-イレブンでバイトは大変ですよね?
息抜きじゃないですけど・・・セブン-イレブンの仕事は接客で楽しかった。
高志さん: 自営だったので、時間の都合はつけられたのもあるんですが、実は細かい作業の稼業よりも接客が好きだったんです。
稼業では親父としか会わないので、違うところで働いて息抜きがしたかったのはありますね。まぁ・・・セブン-イレブンの仕事が好きだったんだと思います。でも、きっかけはそのバイトなんです。自分で思うようにやりたいという気持ちが強くなって。それで経営が厳しい稼業を辞めて、セブン-イレブンでの独立の気持ちが固まりました。
結果、今は独立されて楽しいですか?
オーナーは店に来なんでいいよ!って言われてるのに出ちゃってます。
高志さん: 楽しい部分と苦しい部分はありますね(笑)。
やり方次第でこんなにお客さまが増えるもんか!と実感できているのは楽しいですね。苦しく感じているのは事務作業ができないことかな。手を加えたい作業がいっぱいあって、その時間を作れていない苛立ちとか。自分のほうの仕事が一向に進んでいない。ほんとは自分の時間をもっとつくればいいんですけど、結局店が気になってしまう性分なので、出なくてもいいのに出ちゃう。「オーナー来なんでいいよ!」ってよく言われちゃってます。
  • 奥さまインタビュー
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急なセブン-イレブンでの独立のお話、びっくりされましたよね?
まったく内情を知らないので、いつか独立とはわかっていても不安でしかなかった。
典子さん: 稼業が厳しくなったときに、やりたいことを、長く続けられることをして欲しいとはお願いしてました。嫌なことをして長く続かないくらいなら、生きがいをもって働ける仕事を…と思ってたらバイトをしていた店の社員として引っ張ってもらえて安心はしてました。
ずっと楽しそうに働いていたので、いつかお店を持つんだな~でもお店を持つって簡単なことじゃないよねって思いながら。
そうすると手伝わなきゃいけない状況だろうな、自分がどれくらいやらなきゃいけないのかなって。自分がどのくらい店にいるべきか、仕事をしなければいけないかって全く内情を知りませんからね。24時間お店をまわすのにどれくらいの労力がかかるかわからなかったので、不安でしかなかった。
いつかはその時がくるんだ~、う~~~ん…て。
やはり反対はされたのですか?
私、頑張れるか?24時間は戦えないぞ!?最後まで納得しないでいたのは私だけでした。
典子さん: 返事をしなきゃいけない前日の夜、眠れませんでした。
私頑張れるかな?24時間は戦えないぞ!って。資料をずっと朝まで見てましたね。どうする?でもやりたいんでしょ?じゃあ、一応はやる方向で・・・。
次は家族会議ですよね。主人の親と同居しているので、一番迷惑がかかると思って。お父さんは、いつかはお店を持たせたいって思いがあって、お金も一部お父さんから借りなきゃいけないけど、いいですか?って。
あとは子供たちの面倒を全部が見れなくなるだろうから、お母さんにも保育園の送り迎えや、ごはんも作れないこともあるかもしれないからって話をしたんです。でも、お父さんとお母さんは反対しなかった、最後まで反対していたのは私だけだったんですよ。みんな良いって言ってるんだけど・・・最後まで本当に本当にいいの?って聞いてました。
最後はどんなきっかけで納得できたのでしょう?
小さい子供がいてもやっている先輩の話を聞きたかった。
典子さん: 小さい子を抱えながら、経営がしていけるのだろうかってことが不安で。
ただ、セブン‐イレブンにはオーナー募集説明会に参加した後、一定の審査を通れば実際に経営されているオーナーさんのお話を聞くことができるんです。
そこで、小さいお子さまがいる時に始めたオーナーご夫妻に話を聞くことができますか?と、お願いをしたんです。
希望通り、小さいお子さまがいる先輩オーナーさんを訪問して言われたのが、「え、お父さんお母さん一緒に住んでるでしょ?(本部に)説得してくれとは言われてないけど全然大丈夫よ!」という返答。
その訪問先の奥さまは、子供さんが保育園に預けられてる時間だけお店に出ていて、後は家のことはやっていた。同居もされていなかったので、子供を預けられるところもないけど、子供といる時間も作れていたとのこと。私以上に家族のサポートを受けてないお話を聞いて、それなら、私にもできるかな~と。
その後、初めて承諾したんです。
奥さまは、今楽しいですか?
楽しいことも辛いことも両方ありますよ。
典子さん: 楽しい部分は、やっぱりお客さまと接しているときですね。声かけてもらえたりとか、新しい商品が出たことを説明すると、じゃあ今日言われたから買ってみるね、と言われたりとか。
でもやっぱり子供のことというか、家で子供と一緒にいる時間をもっと増やしてあげたい。それは人が揃っていたら可能なのかもしれないですが、なかなかできないというジレンマと戦っています。
やっぱり従業員さんのチカラを借りなければ24時間、365日はできない。お互いの助け合いも必要で、従業員さんのお子さんが具合悪いって言ったら、すぐに帰してあげたり、休んでもらったり。そんなサポートが、逆に助けてくれることになってます。うちが同じような状況になれば、「いいから早く帰んなさい!」って言ってくれたりしています。
  • お二人に
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お休みはとれていますか?
家族の時間をとる時は、思い切って休ませてもらってます。
高志さん: 休めてないわけではないですね。自分のところにもこれからオーナーになる方が話しを聞きにくるんですけど、はっきりと「最初の1年は休みはとれない」って言いますね。奥さんはとれても、旦那さんはとれないって。
直近は早朝帯が人が足りないので、休みの日は早朝だけ出てきて午後から休むとかになってますが、家族を連れて出たい時もあるので、その時は従業員さんにお任せして休んでいます。
今後はどんなお店にしていきたいですか?
頼れる社員がいる店をつくって、家族との時間をつくっていきたい。
高志さん: いま、社員がゼロですので、頼れる社員を雇用して、少し子供や家のことの時間をとりたいのが一番ですね。
今3年目を迎えて売り上げも上り調子なのですが、いずれは落ちる時がくるので、それを最小限に留めるか、最低リスクで継続ができるような店作りをしていきたいです。 自分もそうだったので、社員で雇用した人が独立したいっていえば、自分は応援すると思います。
独立をしたい時って、若干もっとこうしたい!という不満と希望があって、自分の思い通りやりたいって思う時なんだと思います。自分もそうだったので。だから、やればいいと思います。でも喜びのぶん、苦労もあるよって、ちゃんと伝えていきますよ。

<インタビュー後 コメント>
奥さまのリアルな不安がとても印象的でした。契約前に、奥さまが質問項目を20個くらい書き出して疑問を解消していったそうです。「24時間は戦えないぞ!」本当にそのとおりです。だからこそ、覚悟をもっての独立がお店を強くしてくれているのではないでしょうか。お子さんも一緒になって写ってくれた写真が、今のお店と家族の雰囲気を表現してくれていると感じました。

    • 担当ライター:とがしみきこ

      リクルート関連の求人制作業務にて、あらゆる業種の取材・コピーライティングなどを数百本経験。現在はWEB業界にて様々な企画、デザイン、取材、コピーライティングを担当している。

      担当ライター:とがしみきこ

      リクルート関連の求人制作業務にて、あらゆる業種の取材・コピーライティングなどを数百本経験。現在はWEB業界にて様々な企画、デザイン、取材、コピーライティングを担当している。

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