岐阜西中島店(岐阜県)での独立開業(オーナーインタビュー)

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    橋村千代治・久美子さん ご夫妻
    岐阜西中島店(岐阜県)2009年6月22日オープン

"攻め"の経営で、日々売上をつくることの面白さを従業員みんなで味わっています。

独立して13年。最近では息子さんが戦力として加わり、着実さに "攻め"をプラスした経営を実践。セールやイベントでは常に地区の上位に食い込む橋村オーナーさまにコンビニ経営の極意をうかがいました。

  • オーナーインタビュー
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セブン-イレブン経営を検討したきっかけは?
千代治さん: もともと私は銀行関係の仕事をしており、取引先の勧めもあって、転職して小売の世界に飛び込みました。そこはスーパーマーケットで、現場から経理関係まで幅広く経験することができました。そして6年くらい経った頃、これまた取引先の方から「セブン-イレブン経営」を勧められたんです。しかし、このときばかりは迷いましたね。当時は不況の真っただ中で、コンビニ経営は厳しいのではないかと。かれこれ4?5ヶ月は悩んだでしょうか。それでも踏み切った一番の理由は、やはり「セブン-イレブン」ブランドの強さです。認知度はもちろん、商品開発、流通、戦略などすべての面において、他のお店よりも充実しており、心強いなと。ですから他チェーンなどは一切検討しませんでしたね。もちろん最初からうまくいった訳ではありませんでしたが、「何事もまずは3年」という気持ちで、日々の仕事を着実にこなしていくことで、少しずつ自分たちのペースを掴めるようになった気がしています。
思い出深いエピソードを教えてください
千代治さん: 最近特に嬉しかったのは、セブン-イレブンとぎふチャン(岐阜放送)のコラボ商品「UPるんチャンの焼きドーナツ」の売上個数で県内83店中2年連続1位を獲得したことです。これは2週間という長丁場だったため、常に全従業員がモチベーションを保ちつづけることがカギでした。このときも4人のリーダーに時間帯別の売上目標個数を伝え、その時間帯ごとに必ず目標個数を売り切るため、スタッフ一丸となって取り組みました。また、漠然と「頑張ってね」では励みになりませんから、リアルタイムで現時点での売上個数を伝えるなどの工夫をしました。モチベーションがアップしお店が活気づいてくると、面白いことに「もっと売ろう!」という士気が高まっていくんですね。スタッフが自発的にPOPをつくってくれたり、予約活動をして配達までしてくれるスタッフがでてきました。また「今いくつ売れていますか」「今日はプラス○個売りますよ!」という言葉まで飛び出したりもしました。そして結果は初日に873個売り、2週間で3008個、一日平均214個の売上を記録。1位が決定したときはスタッフみんなで大喜びでしたね。これは昨年に続く2年連続の受賞。どんどんお店が強くなっていることを実感し、とても嬉しく思います。来年の目標は1位はもちろん、売上個数の記録更新を狙いたいと思います!
お店づくりで醍醐味に感じるところは何ですか。
千代治さん: 会社員時代とは違って、自ら売上をつくっていくことに面白さを感じます。ある意味プレッシャーではあるけれど、とてもやりがいのある仕事ですね。コンビニ経営というのは、商品を仕入れて、並べて、ご来店いただいたお客さまに丁寧な接客をして、とただ漠然と一日を終わらせてしまうこともできます。でもそれではつまらない。さらにいえば成長はないと思います。私の場合は、ほぼ毎日何らかの目標を立てて、それをスタッフみんなで達成するということをしています。大々的なセールやイベントがなくても、自分たちなりに「今日はこれを100個売ろう」とアピール商品決めて販売するのです。こうしたことが一ヶ月、半年、一年と積み重なっていくことで、予想以上の売上につながります。このような取り組みは売上以外の効果もあって、こうしたアピール商品をお買い求めいただいたお客さまが、「セブン-イレブンの○○っておいしいね」と、今度は他の商品を手にしていただくことができるんです。つい先日は、おでんをアピールしお試しいただいたところ、「セブン-イレブンのおでんっておいしいのねぇ」と、次からは自宅からお鍋持参でいらっしゃったお客さまもいたほど。すべてがこうしてダイレクトに目に見えて跳ね返ってくるのは、本当にやりがいがありますね。
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セブン-イレブン経営を検討したきっかけは?
久美子さん: セブン-イレブン経営をはじめる前は、午前中はパートに出て、午後は家のことをするというごく普通の主婦。この生活が180度変わることになったわけですから、慣れるまでは正直大変でした。お店と自宅は車で15分くらいなのですが、子どもの塾の送り迎えや食事の支度など、その都度行ったり来たり。特に下の子は中学に入ったばかりで、心配な時期でもありました。でも、そんな子どもたちも今は成人し、ひとりの息子は主力スタッフとしてお店を手伝ってくれています。それにしても、何の経験もなく、夫の手伝いくらいの気分だった私が、まさかここまでコンビニ経営にどっぷり浸かるとは・・・(笑)。人生何が起こるか分からないものですね。
お店づくりで醍醐味に感じるところは何ですか。
久美子さん:スタッフの中には学生の方も多くいます。そんな若いスタッフが成長していく姿をみるのはうれしいですね。今うちのお店では、発注や売場づくりはすべてスタッフに任せています。しかも任せるのは、出来る限り本人がやってみたいと思う売場。自分が好きなもの、興味があるものであればやる気も違いますし、自分から情報収集するからです。実は最近、デザート売場を任せた大学生の男の子がいるんです。彼は甘党でデザートにとても詳しかったんです。うちのお店でアルバイトをはじめて一年半になりますが、当然最初は、お金を稼ぐだけの場という感覚だったのでしょうが、最近はとても積極的になってきて、自らセブン-イレブンの勉強会に参加したり、売場のディスプレイを提案してくれるようになりました。また新商品が出ると試食をしてみて、自分なりのおいしさポイントを表現したPOPをつくってくれたり。これがまた毎回完成度がアップして、驚かされます(笑)。このお店が、若い人にとって働くことの楽しさややりがいを知る最初の場所になれることは、私たちの喜びでもあります。これからもスタッフたちがイキイキと働けて成長できる環境をつくっていきたいと思います。
  • おわりに
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独立を検討されている方にメッセージをお願いします。
千代治さん:これからのコンビニは"待ち"ではなく"攻め"の姿勢が不可欠だと感じます。そのためには、若い力が重要だと思いますね。どうしても歳を重ねると、守りの姿勢になりがちなのですが、そこを一歩踏み込んでいくには若い人のある意味"無茶な"取り組みも必要です。私のお店では、数年前から息子が手伝ってくれておりまして、彼はまさにその"無茶な"攻め姿勢の持ち主。私だったら「こんなに売れないだろう」と思ってしまう量のお弁当をドンと発注したり、面白い売場づくりにチャレンジしたりもしています。もちろん最初は失敗もあります。当初は何度揉めたことか・・・(笑)。でも彼ら若い人は、その失敗を糧にして、試行錯誤しながら必ず次につなげようとする。「入れたからにはどう売り切るか」という戦略を立てて、くじけず挑むんです。すぐに結果として現れるわけではありませんが、半年、一年経ってみて、確実にこのお店を支える原動力となっていることを実感しています。事実、売上も前年を大きくクリアしていますから。もし私のように、いずれは子どもさんとやっていきたいと考えている方は、ぜひチャレンジして欲しいと思います。子どもたちは、これからの"攻め"の経営には重要な戦力です。それにこの仕事の良いところは家族でやっていけること。2世代、3世代と引き継いでいくという夢のある仕事だとも思いますね。
久美子さん: セブン-イレブンの商品は自信をもっておススメできるのがいいですね。最近でいうと「セブンプレミアム」というオリジナル商品が充実してきていて、共働きのご夫婦やお年寄りの方まで「おいしくて助かるわ」と言っていただけることが多いですね。仕事帰りにカゴ一杯にお買い求めいただくお客さまも少なくありません。商品を通じてお客さまとコミュニケーションが取れるのは、セブン-イレブンならではかもしれません。うちのお店は常連のお客さまが約7割。これからもこうした商品を通じて、本当の意味での「近くて便利」なお店づくりをしていきたいと思っています。

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