松本神田店(長野県)での独立開業(オーナー様インタビュー)

  • アパレル(靴)販売 ⇒ オーナー小売業経験を活かしての独立

    金子貴紀・裕美さん ご夫妻
    松本神田店(長野県)
    2009年12月4日オープン

接客で、新しいお店づくりに挑戦。

いつもお客さまとスタッフの会話がはずむ松本神田店。オープンから3年にしてエリアの「接客モデル店」として注目されている金子ご夫妻に、その極意を伺いました。

  • オーナー様インタビュー
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セブン-イレブン経営を検討したきっかけは?
貴紀さん:高校を卒業してすぐに家業の小売(靴の販売)の世界に飛び込みました。一店舗を任され店長として約15年。多くのお客さまに愛されるお店づくりをしてきたという自負はあります。でも、いつの頃からか独立したい、自分のお店を持ちたいと考えるようになっていきました。また、比較的高価な靴を扱うお店で、限られたお客さまだけをターゲットに商売するという点に限界を感じはじめ、独立への意欲をが強くなりました。当然、これまで築き上げた基盤を捨ててまでやるのか?という葛藤もありました。それでも独立という道を選んだのは、コンビニ経営は小さなお子さまからお年寄りまですべてがお客さまという魅力が大きかった。そして、幅広いお客さまの日常に寄り添う商品を扱うからこそ、アパレル販売や戸建ての住宅販売では味わえない接客の原点があるはずだ、と。これは、オープン後にセブン-イレブンの本部の方がおっしゃっていたのですが、「コンビニは人々の生活スタイルによって変化しつづける商売である」。この言葉を聞いたとき、コンビニの可能性はもちろん、自分たちが長年携わってきた接客という仕事の可能性も実感することができましたね。
オーナーとして日々心がけていることは?
貴紀さん: 私のコンビニ経営の軸とは、ズバリ「接客・サービス」。コンビニ経営を決意したときに私が目標としたのは「このエリアのコンビニの常識を変えよう!」ということでした。正直なことを言いますと、独立を考える前は「コンビニの接客・サービスなんて」という気持ちがありました。事実、近隣にあるコンビニで「あぁ、気持ちのいいお店だな。また行きたいな」と印象に残るお店は少なかった。でも私は、同じような商品を扱っていると見られてしまうコンビニこそ、接客・サービスが重要なのでは?と考えたのです。例えば、小さなお子さまがお母さんと買い物に来て10円のガムを買っていただいたときは、他のお買い上げ商品とは別に、ガムだけ小さな袋に入れてお子さまに渡します。また、朝の接客では「ありがとうございました」ではなく、あえて「いってらっしゃいませ」と言ったり。決して目にみえるサービスではないし、ちょっとしたことではあるけれど、こうした心遣いは必ずお客さまに伝わります。お店をオープンして3年。今では常連のお客さまも増え、「何かこのお店は違うね」「コンビニってあったかいね」と感じていただけているように思います。
セブン-イレブンオーナーの醍醐味を教えてください。
貴紀さん:接客・サービスに重点を置いてやってきた結果、今では売上も順調、オープン当初は取れなかった休みも取れるようになりました。そして、多少なりともコンビニのイメージを変えるお手伝いをできているのかなと感じることも多くなってきたのが何よりも嬉しく思います。昨年は、セブン-イレブン本部の勉強会で「接客モデル店」としてプレゼンテーションをする機会をいただきました。約30店舗が参加する大きなものだったのですが、まだまだ若い私がこのようにコンビニのレベル向上に貢献できるなんて、とてもやりがいを感じました。また最近では、もともとウチのお客さまだった方が「松本神田店のようなお店をやりたい」と、セブン-イレブンのオーナーさんになられたんです。これには本当に感激しました。
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独立の話を聞いて、奥さまは?
裕美さん:最初は大反対。3年ほど悩みましたね。私も夫と一緒に靴屋で働いていたのですが、夫から「コンビニをやりたい」と言われ、まず浮かんだのは子どもたちのこと。靴の販売をしていたときも、仕事そのものは大好きで毎日が楽しくとても充実していましたが、一方でまだ小さな子どもたちのことを考えると、切なくもあったんですね。だから、24時間営業のコンビニなんてとんでもない、と。それに、これまで築いてきた基盤を捨てて、ゼロからやるということにも抵抗がありました。それでも踏み切ることができたのは、夫の「独り立ちしたい」という強い決意に押されて。今では、こんなに楽しい仕事をさせてくれた夫に感謝する日々です。毎日たくさんのお客さまと接することができて、とても充実しています。
オーナーとして日々心がけていることは?
裕美さん: コンビニ経営をする前に、いつも素敵なお店だなと思うコンビニがあったんです。ベビーカーを押しているお母さんが来店した時ささっとドアを開けたり、目が不自由なお客さまがいらしたときは、手をとってお弁当売場までお連れして「今日はこんなお弁当が入っていますよ」と声をかける。はじめてこのお店の接客をみたとき、「すごい!コンビニの店員さんっていろんなことが出来るんだ!」と目からウロコでした。これこそが究極の接客・サービスだ、と。こういうお店なら、お客さまも幸せになれるし、私も楽しく仕事ができそうだ、こういうお店をつくりたいと心から思いました。オープンしたばかりのころは覚えることもたくさんありましたし、思いもよらないことが起きたりと大変なこともありましたが、私がこだわっていたのは「お客さまのことをしっかり考える」ということ。すると、少しずつお客さまに認めていただけるようになり、オープンして半年後には、本部を通してお客さまからお褒めのメッセージをいただきました。今では、毎日いらっしゃるお客さまもたくさん。「ここに来て話をするのが楽しいの」と言ってくださるおばあちゃんもいたりして、あぁ、私たちのやっていることは間違っていないな、もっともっと磨きをかけなくちゃいけないなと感じますね。
セブン-イレブンオーナーの醍醐味を教えてください。
裕美さん:私たちの仕事は、お客さまとの会話の延長に商売があると思っています。ウチのお店はお客さまとの会話が絶えないお店。お客さまから「今日は髪型違うのね、かわいいじゃない」とか「コロッケ揚げたてなの?じゃぁ一ついただいていこうかしら」と話しかけていただくことも多いです。また、自家製のお漬物や家庭菜園のお野菜をたくさん持ってきてくださったり、「お鍋のフタが開かなくなっちゃったのよー」と駆け込んでくるお客さまもいらっしゃいます。なんだかコンビニの雰囲気ではないですよね(笑)。近年、人と人とのつながりが希薄な時代と言われてきましたが、ウチのお店に限っては正反対です。むしろつながりを求めてご来店されるお客さまが多いです。このお店で人とのつながりの大切さに気付かされた気がします。
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将来の夢、目標は?
貴紀さん: 夢は生涯現役。おじいちゃんになってもお店に立っていたいと思っています。なかなか一つのことを30年、40年とやり続けるのは難しいもの。でもだからこそこういう人生もいいのかなと。いつまでもお客さまに愛されるお店づくりをして、「松本神田店に行けば、二人がいる」と思ってもらえたらうれしい。もしコンビニ経営を検討されている方がいらっしゃったら、一緒にセブン-イレブン全体のレベルアップをしていきたいですね。セブン-イレブンはシステムがしっかりしていますし、常に相談に乗ってくれるOFC(※)さんもいて、安心して経営を続けられます。どんな状況にも揺らがない対応力があれば、競合店が出てきてもびくともしないはず。セブン-イレブンはオーナー同士切磋琢磨する、そういう関係を築くことができるコンビニだと思っています。一緒にお客さまに愛されるコンビニを増やしていきたいですね。 ※OFC=オペレーション・フィールド・カウンセラー(店舗経営相談員)

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