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尼崎杭瀬本町東店・阪急塚口駅東店(兵庫県)での独立開業(オーナーインタビュー)

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  • 小売業 ⇒ オーナー仲卸業から
    コンビニ経営オーナーへ。

    笠井良益・友子さん ご夫妻
    尼崎杭瀬本町東店(兵庫県)
    2011年10月28日オープン
    阪急塚口駅東店(兵庫県)
    2013年7月11日オープン

60歳超えても、好きなだけ働けるって幸せやな。
元気になるし、何より自分の居場所があるってことがね。

料理人の息子という、味に妥協しないオーナーさまの笠井さま。その信念はお客さまに美味しいものを食べていただきたいから、と。コンビニだけどただのコンビニでは終わらない、そのこだわりにお客さまがどんどん集まってくるというお店はどんなお店なのでしょうか?

  • オーナーインタビュー
  • オーナーインタビュー

かなり調べられてからセブン-イレブンを選らばれたそうですね。
同業界者の意見、アドバイス、企業規模、そして最後の決め手は「麺の味」でした。
良益オーナー: 尼崎市の中央卸売市場で、青果の卸問屋をずっとしていたのですが、これから先の小売りの減少も見えている。これじゃあ、仲卸業は成り立たないという考えはずっと持っていました。それなら足元の明るいうちに転業しようと、自分からセブン-イレブンを志願したんです。
業界紙もたくさん読みましたし、グループ各社の知り合いにも話を聞きましたが、なかなか評判が良かったんです。その上で、競合と見比べながらもセブン-イレブンに絞っていたのですが、最後の決め手はセブン-イレブンの商品である中華麺を食べた時でしたね。
「あぁ、これは美味い…」と。そこでセブン-イレブンで独立する意志を固めて、自ら志願という流れです。
地元での開業でしたが、売上に苦労された時期もありましたか?
大型スーパーができた時かな。でもそれが予約商品に取り組むきっかけに。
良益オーナー: 大型スーパーが近所にできた時に、客足が減少していった時は苦労しました。その対応策として、予約商品に取り組み始めたのもこの頃です。もともとが問屋業務でしたからね、お客さまのご要望を伺うことや注文を聞くことは、得意なほうだったんですわ。
近所の子どもたちのサッカーチームのためのお弁当を用意したり、年賀、ケーキ、おせち、ギフトなどに積極的に取り組み始めました。しかも、予約商品が面白くなった一番のきっかけが「うなぎ弁当」だったんです。
関西で1位の売上をとったという「うなぎ弁当」の予約ですか?
「えらいことになりました!うなぎ屋の隣で、コンビニのうなぎ弁当が売れてるって噂になってます。」
良益オーナー: うなぎ弁当の販売する前は、「この辺商店多いからうなぎ弁当なんて売れへんよ!」というのが最初の気持でした。でも、売らなあかんし、どうしたもんやろ…と思って、たまたま隣にうなぎの卸屋があったので、弁当を食べてもらいに行ったんです。そしたら「柔らかくて、美味しくて、臭くもないし、値段もこなれてますね。」って言うてくれましたので、そんなら頑張って売るか!と自信をつけて予約に取り組み始めました。
うちの奥さまがセールス上手だったのでね、ガンガン予約をとっていったんです。
「暑いですね、うなぎでも食べて精力付けて頑張りましょ」
「え、うなぎ売ってんのー?」
の地道な繰り返しです。当時は、1個700円のうなぎ弁当を地道に声かけして予約を増やしていったんですね。そしたらOFC※さんから連絡がかかってきて「えらいことになりましたよ、関西で1位ですよ」。しかも話が尾ひれついて広まって、うなぎ屋の隣でもうなぎ弁当が売れるんだ!なんてことになってしまってました。でも、正確にはうなぎの卸屋だったんですけどね(笑)。
※OFC・・・店舗経営相談員
料理人の息子が認める商品が、ここにはあるそうですね。
セブン-イレブンの商品が美味しくて素晴らしくて惚れこんで加盟してますから、こだわりは強いです。
良益オーナー: その次に取り組んだのは、おでんですね。料理人の家庭に育ったこともあり、味にこだわってましたから、だしを切らさないようにと気をつけていました。鍋見たらすぐに「だし!だし!」言うてましたからね。あるOFCさんが、私のことをおでんマイスターと言ってくれてました(笑)。
そのこだわりぶりは、OFCさんと一緒に勉強して、だしの割合とか、塩分濃度とか材料のこととか聞いたり、おでんの小冊子が本屋にあれば買って読んで、ポイントをピックアップして、それも同じ仲間の前で発表したりもしていました。
調理師免許も持っているので、ちょっと普通の方より一歩踏み込んで考えてしまうところはあります。そのぶん、よくない商品と感じたら、本部に直接何が良くないか、を伝えています。それが職人さんにも伝わるくらい熱心には言います。僕は、セブン-イレブンの商品が美味しくて素晴らしくて、惚れこんで加盟しているのに、こんなもんじゃダメだろ?と。でも、その想いに応えられる商品があるからこそ言えますし、改善も心がけてくれる環境がある。だから僕はセブン-イレブンを続けているんですよ。
コンビニも商売と一緒である、ということですね。
基本的に一緒ですが、お客さんにはイメージを売っているんだと思っています。
良益オーナー: 僕が思っているのは商品はうっているけれども、ココに売っているもののほとんどは、残らない消費するものだから、お客さんにはイメージを売っているんだと思っています。
セブン-イレブンで買ったら美味しかったとか、ここで買ったものは良かったとか、お店の人の愛想がよかったとか、お店がきれいだったとか、このイメージしか残らへんとおもうのですが、それを売っていると思うんです。
だから何も残らない、僕たちがお客さまに提供できた満足だけが残り、お客さまはそれに応えてくれる、と思っているんです。
現在60歳、実際に50歳台での独立は可能ですか?
全然いけますよ。すでにリタイヤしている友達のほうが、寂しそうです。
良益オーナー: 今の50代はみんな元気ですからね。完全にリタイヤしている僕の同期なんかでは、逆に病気になってしまう人もいたりします。バタっと人付き合いがなくなるとノイローゼになってしまうんじゃないか!と言うてましたね(笑)
現状では働くと年金が減るからと言って、働けない元高給取りの方もいたりということで、みんな定年と共に急に仕事をやめてしまうんですよ。で、仕事を一所懸命してきたので、あまり趣味も持っていなかったり。僕らみたいに町会や自治会のボランティアも何もやってない人は、自分の居場所が無いと感じる人も多いそうです。
そう思うと、何歳になっても好きなだけ働けるこういう環境は幸せだなあと感じますよ。働きたくても働けないという人も多いので。時間とお金もあるから、海外旅行行ったらいいやん!って言われるんですけど、それよりも、自分はココにいたいから居てしまうんです(笑)
  • 奥さまインタビュー
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老人ホームに商品をお届けしているそうですね。
「セブンさん今度いつ来てくれんの?」と、毎回楽しみにしてくれていました。
友子さん: 9年間くらい、老人ホームに週一回商品のお届けに行っていました。頼まれた時は、何を持って行ったらいいんやろ?と悩みました。そうそう、ヤクルトが非常に売れましたね!白バラの紙パック牛乳や、小さい冷蔵庫にストックできるようなもの、ちょっとずつ飲めるもの、そういうものが好まれました。始めた頃は、業務的に負担も多かったんですけど、お年寄りの嬉しそうな顔を見るのがだんだん励みになってきたんです。
車いすの方も多くいらっしゃって、自分ではコンビニに行けないですから、「セブンさん今度いつ来てくれんの?」といつも楽しみにしてくれてるのが嬉しかったんですね。これも、コンビニが必要とされる一つのカタチやろな、って思いましたね。
奥さまはどのくらいの時間をお店にいらっしゃるんですか?
「お店におらしてー」とお願いするんですが、「おったらアカン」と怒られるんです。
友子さん: 店が大好きなので、けっこう長くいます。今はもう2人暮らしだし、親は介護して見送りましたので。娘はたまたま近くに嫁いでくれましたので、今でも一緒に仕事手伝ってくれているので助かっています。
私はずっと店にいたいんですが、それはこの人(旦那さん)がおこるんです。奥さんいたら仕事してくれるからいいやと、「従業員が育たないから」と。
人あたりがこう柔らかくて、空気感はすごくいいんやけど、コーチングが下手と言われます。何でも自分でやってしまって、「私がやるから、こっちの仕事してちょうだい」と、全然別の仕事をしてしまうから、コーチが出来ないんですよ。やっぱりそこは経営者として、指導に当たらなきゃいけないんですけどね。
お店をやられて辛かった時期はありますか?
専業主婦だったら…と思うこともありましたが、後悔はありません。
友子さん: 子育ては終わっていた時期だったので、やはり親が大変だったときとかですかね。
両方の親を介護していたのは、50代だったかな、その時は病院を走り回っていました。私の母はアルツハイマー、義母も病気になってしまい。頭はしっかりしているので、ずっと私を呼ぶんです。そんな時は因果な商売やなあと、普通の主婦やったらずっと介護に専念できるのにと思い、そのときはすごく辛い時期ではありましたけれども、それが終わって、今こうしてお店づくりを楽しんでいます。
楽しい事もありますが、気の抜けない仕事ではありますね。男の人はこれが仕事やからいいけれども、一緒についている奥さんは家庭と子育てを両立して、旦那さまのフォローやケアしていかなきゃいけないですからね。
  • おわりに
  • おわりに

今後あと5年?10年?15年?その先どんなお店にしていきますか?
若者ではなくお年寄りが、「ここにコンビニができてうれしいわ~」と言ってくれる店になりたい。
良益オーナー: ここはOPENの時から少子高齢化が進んでいたのでね。もともと、コンビニは若い人向けのお店というイメージだったんですけど、お年寄りを大事にしていこうね、という意識でコンビニ経営を始めました。
今まではスーパーとコンビニ使う人は全然違う人だったんですけど、今は使い分けをしていますね。お客さまも、スーパーのレジ袋持って、コンビニにも立ち寄ってくれます。競合はしますが、スーパーとはまた別の商品を求めてこられたりとか。
コンビニは世の中の変化によって変わっていくものだと思います。お客さまのニーズをしっかりと汲みあげる…セブン-イレブンってそういう会社ですやん。経営してみて思うのですが、セブン-イレブンはその消費者の気持ちをいいタイミングでつかんでいると思うんです。予測しながら、先取りでちょっと早めに手を打てている、それが強みですね。
昔はコンビニも一つのお店でという立ち位置でしたが、今はインフラになっていると感じています。
時代に合ったお店を、経営するのは楽しいですよ。だから今後も、街の寄り合い所になろうと思ってますからね。
<インタビュー後 コメント>
昔の時代の商売と、今の時代の商売をうまく掛けあわせて成功されているお店だと感じました。高齢化社会に向けて自分たちができること、をしっかり考えていらっしゃる、そんな頼もしさを感じています。若い人ではできないことにも取り組まれていたりという実行力に尊敬ばかりのインタビューでした。こうやって、元気な50代、60代の方が私たちを引っ張ってくれるのも嬉しいですね。日本はまだまだ元気です!
    • 担当ライター:とがしみきこ

      リクルート関連の求人制作業務にて、あらゆる業種の取材・コピーライティングなどを数百本経験。現在はWEB業界にて様々な企画、デザイン、取材、コピーライティングを担当している。

      担当ライター:とがしみきこ

      リクルート関連の求人制作業務にて、あらゆる業種の取材・コピーライティングなどを数百本経験。現在はWEB業界にて様々な企画、デザイン、取材、コピーライティングを担当している。

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