JR西日本グループ様へのコンビニ(セブンイレブン)出店 事例紹介

エキナカ店舗

ジェイアール西日本デイリーサービスネットご担当者様インタビュー

ジェイアール西日本デイリーサービスネットご担当者様インタビュー

株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット
チェーン事業本部 営業Ⅲグループ(SE事業)
リーダー 下田 俊之 様

株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット
チェーン事業本部 営業Ⅲグループ(SE事業)
担当リーダー 井上 賢一 様

これから10年後、20年後を見据えた業務提携

JR西日本グループは、鉄道の品質を高めるとともに非鉄道事業の拡大と新たな事業創造を促進し、地域の活性化に貢献する「地域共生企業」となることを目指しています。西日本旅客鉄道株式会社の100%子会社である当社は、駅構内における店舗の企画、開発を行っており、そうした理念のもと、駅を利用されるお客さまのニーズに応える商品・サービスを提供。駅の価値を高めていくとともに、駅店舗の運営を通して地域の活性化に貢献することを目指しています。
都市部に人口が集中する一方、地方は高齢化などを背景にさまざまな課題を抱えています。そうした中で駅の役割も変わりつつあります。その変化に柔軟に対応し、今後もお客さまの求めるものを提供し続けていくためには何が必要か。今回の提携は10年後、20年後を見据えた決断でした。

一緒にお店をつくっていくパートナー

これまで築いてきたものもあり、業務提携に至る道は容易いものではありませんでした。しかし、私たちの理念である「地域と共に」とセブン-イレブン・ジャパンが掲げる「近くて便利」。目指すものは同じです。提携にあたっては何度も話し合いを重ね、お互いの理念や文化を共有しました。
お客さまに喜んでいただける、お客さまから選ばれるお店を一緒につくっていくパートナーを私たちは求めていました。セブン-イレブンは、業界No.1の実績やプライベートブランドに代表されるような商品力、プロモーション力はもちろんですが、ファサード、商品、ブランドイメージ、店舗指導力、この4つすべてが高い水準でそろっています。とりわけ、お客さまの立場に立って物事を考え、行動するという姿勢はセブン-イレブンのスタッフの方一人ひとりのDNAとして刻み込まれていると感じました。ニーズを読み取る「現場力」、方針を現場に浸透させていくOFC(店舗経営相談員)の存在も大きかったですね。10年20年先を見越したとき、お客さまの立場に立ったお店づくりができること、そこで働く人が笑顔になれるという点で、セブン-イレブン・ジャパンとならば、理想とする未来を共有できると確信したのです。

セブン-イレブンの熱意が大きな原動力

とはいえ、現実は理想通りにはいかないこともあります。駅店舗と言ってもハートインのようにある程度の面積があるものだけでなくキヨスクのように限られたスペースのものも多く、また店舗の形状も多様であることから、セブン-イレブンにとっても新たな取り組みとなる部分が多かったのではないかと思います。
駅店舗ですと街中で見かけるような路面店と違い、駅独特の規則やレイアウト上のさまざまな制約があります。什器ひとつとってもこれまでのものをそのまま使えないことも多く、カスタムメイドで開発しなければなりません。また物流の問題もありました。既存店では配車は1日2便でしたが、提携店舗は1日3便。24時間営業の路面店では通常、深夜帯に3便目を入れますが駅店舗はそうはいきません。
感心したことは、セブン-イレブンのスタッフは、セブン-イレブンのこれまでの方法を押し付けるわけでもなく、共に新たにチャレンジしようという姿勢で臨んでくれたことです。リサーチなどセブン-イレブンの強みを生かした活動を徹底的に行う一方、駅という特殊な立地での店舗運営に関しては、当社のノウハウを必死に学ぼうとされていました。お客さまの立場でベストなものは何かと議論しました。セブン-イレブンのそういった熱意に共感し、一緒にやっていきたい。そう確信することができました。

専任の教育担当者を設け現場で仕組みやマインドを共有

当社には既存店で働く約3,000人の従業員がおります。この既存店の従業員がセブン-イレブンの運営を引き継ぎます。リニューアルに向けて従業員が不安を抱えていては成功できません。従業員のモチベーションをいかに上げていくかは大切なポイントでした。ところが、心配はいりませんでした。当社の従業員は"商売人"が多いですから、お客さまに喜んでいただけることが何より好きな人ばかりです。セブン-イレブンという日本一強力な商品・サービス・システム、そしてブランドを手にしたことで、これまで以上にお客さまに喜んでいただけると従業員は口々に言っています。今ではそれぞれの目標を掲げ「やってやろう!」という活気でみなぎっています。
また、リニューアルする店舗には当社の教育担当者をつけ、開業までに店長、従業員の研修を実施しています。この研修期間にて、教育担当者を通してセブン-イレブンの新しい仕組みやマインドを共有しています。

提携によって新しい駅の使われ方が見えてくる

これまでの既存店は、通勤や通学のお客さまのご利用が多い朝の時間帯がもっとも売上が高い状況でした。今では、それに加えて夕方から閉店までの時間帯の売上が伸びています。提携後、全体で売上は150%にまで伸びました。その理由として、たとえば既存店では取り扱いの少なかった惣菜やサラダなどの商品を取り扱うようになったこと。これまで、駅店舗で商品を購入して自宅に持ち帰るという使われ方はあまり見られませんでしたが、仕事帰りの女性のお客さまが夕飯用に惣菜などをお買い求めになられる。提携によって新たなニーズの発掘につながった一例です。
提携店舗はブランドの併記で「セブン-イレブン キヨスク」および「セブン-イレブン ハートイン」としています。これには、融合によりこれまでの駅店舗とも路面店とも違う、新しい形のお店をつくっていきたいという思いがこめられています。今後はもともと駅店舗で販売していたようなおみやげを取り扱うなど、ワンストップであらゆるお客さまのニーズに応える商品・サービスを提供できるお店にしていく等、さまざまな取り組みを行っていきます。
また、店舗は都市部だけではなく地方エリアにも多く存在します。そうした場所においてこそ地域共生型のお店が必要とされています。どのようにそれを実現していくのか。セブン-イレブンとの業務提携は緒についたばかりですが、お客さまに対して新しい駅の使われ方をセブン-イレブンとともに発掘していくことで、駅から地域を活性化するお手伝いができればと考えています。

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