インタビュー 接客コンテスト編
2023年度に初開催された「第1回接客コンテスト」。3030人の中から優勝を勝ち取った小西さんと、小西さんが働くセブン‐イレブン長岡中島7丁目店オーナーの藤田さんに、接客コンテストを通しての気づきやお店の変化をお聞きしました。
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- 日本一を目指して!お店全体の接客スキルが向上「接客コンテスト」
- セブン‐イレブン長岡中島7丁目店
- オーナー 藤田浩士さん
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コンテスト出場で店舗全体がレベルアップ
2006年から地元の長岡でセブン‐イレブンのオーナーを務めています。しかし周辺には競合店や似たような商品・サービスを提供する店が多く、売り上げは今ひとつ。どうしたら差別化が図れるか考えてたどり着いたのが、積極的なお声がけに始まる、徹底したフレンドリーサービスです。
そのためにはスタッフ一人ひとりの観察力と柔軟な対応が必要ですが、指導役として、ずっと私の右腕になってくれているのが小西翠さん。接客コンテストの話を聞いた時、出場するなら彼女しかいないとすぐに思いました。
決勝当日の小西さんのパフォーマンスは見事の一言で、優勝は自分のことのようにうれしかったですね。いろいろなメディアで取り上げられたこともあり、小西さん目当てのお客様も増え、それが他のスタッフ間のまとまりや接客意識向上にもつながるなど、彼女の優勝は店舗全体のプラスになっています。
またコンテスト会場で感じた熱気や、他の店舗の皆さんの懸命な姿など、参加しなければ得られなかった手応えも確実にあります。自分自身や自分の店舗を見直すきっかけとして、また店舗のレベルを上げる発奮材料としても、コンテスト参加は非常に有意義だと思います。今後も、お客様に「私の店」と感じてもらえるよう、全員が積極的な会話と提案を心がけ、当店にしかない接客に磨きをかけていきたいと考えています。
お店のフレンドリー6ヶ条。
朝礼などで読みあげも行い、従業員同士の意識を徹底しています。
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- 自分らしい接客でお店のファンを増やしたい
- セブン‐イレブン長岡中島7丁目店
- シフトリーダー 小西 碧さん
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もともとセブン-イレブンの商品が好きで、前職での接客の経験も活かせることからこの仕事を始めました。発注作業を任されるようになると、ますますやりがいを感じ、ご年配のお客様も多いことから、接客に関してもお声かけや対応も自分なりに工夫するようになりました。
接客コンテストは軽い気持ちで参加したのですが、大会が進むごとにレベルが上がり、中途半端な状態ではだめだと痛感。とくに自分から提案するおすすめ接客が苦手で、受身がちという弱点に気づかされ、担当の李OFCさん※のアドバイスを受けながら練習を繰り返しました。決勝当日は、数々の個性を活かしたパフォーマンスに比べて自分の接客は地味だと思いましたが、反対にその自然さを評価していただけたようで、他の参加者から「いつもそういう接客をしているのが伝わってきた」と言ってもらえたのが一番うれしかったです。
優勝したことで自信がつき、お客様にも気軽にお声がけできるようになりました。この経験を活かし、スタッフにも「どう伝えたら効果的か」を考えながら接客教育をし、お客様には「このお店に来てよかった、また来たい、ここで買いたい」と思っていただけるよう、相手のこと考えたコミュニケーションを心がけていきたいです。
※OFC…オペレーションフィールドカウンセラー:経営相談員
第一回接客コンテストより。年配女性に扮した従業員に対し、小西さんは普段通りの接客を行って優勝を果たした。
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店舗担当OFCさんとの
連携で優勝を勝ち取る担当OFC(オペレーションフィールドカウンセラー)
長岡地区 李 素貞さん
- 練習では私がお客様役を担い、実際にお客様が求めている対応について、表情や声のトーンのチェックも含めた、さまざまなシミュレーションを行ってきました。大会では小西さんの見事な接客だけでなく、参加者の皆さんのスキルにも大いに刺激を受け、OFCとして大変勉強になりました。