自治体・社会福祉協議会との連携

埼玉県、埼玉県社会福祉協議会とともに生活困窮者への支援を実施

セブン‐イレブンは、埼玉県との地域包括連携協定(※1)にもとづく活動の一環として、2019年から社会福祉団体などに店舗改装などで発生する在庫商品の寄贈を実施しています。この取り組みは、2014年に設立した埼玉県社会福祉法人社会貢献活動推進協議会(推進協)が実施する「彩の国あんしんセーフティネット事業」がベースとなっています。これは、失業や家庭事情などで困窮しながらも生活保護や介護保険の対象外となってしまう、既存の枠組みでは救済できない“制度のはざま”で苦しむ人々をサポートする活動で、社会福祉法人(210法人・226施設)、市町村社会福祉協議会(60社協)が推進協の会員(※2)となって協働実施しています。セブン‐イレブンは、事業の事務局を担う県社協と緊密に連携しながら、食品や日用品などを県内の子ども食堂や学習支援教室、自立相談支援機関などにお届けしています。

(※1)地産地消や子育て・高齢者支援、観光振興、防災、環境保全などの活動を地域社会とともに推進するため、全国の各自治体と地域包括連携協定を締結。現在、183自治体(43道府県140市区)と協定を結んでいる(2020年2月末現在)。

(※2)2020年5月末現在の会員数

スキーム

社会福祉法人 埼玉県社会福祉協議会 生活支援部生活支援課 課長
印南 麻衣子 様

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セブン‐イレブンらしい寄贈品に感謝

埼玉県社会福祉協議会(県社協)が事務局を務める「彩の国セーフティネット事業」では、日々の生活がひっ迫している困窮者に対して電気・ガス・水道代や食品・生活用品など現物給付を伴う相談支援を行っています。

この活動に、2019年からセブン‐イレブンに協力していただくことになりました。その特長は2つあり、一つは店舗改装時など年間を通じて一定の頻度で継続的に支援していただけることです。もう一つが、セブン‐イレブンらしい、生活に不可欠な長鮮度食品や日用品だけでなく文房具やお菓子、おもちゃなどバラエティに富んだ寄贈品をいただけることです。

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現場の声を踏まえて「手引き」を作成

そんなありがたい寄贈品ですが、有効活用するためには新たな仕組みが必要になります。ところが、都道府県単位でのこうした取り組みは前例がありません。そこで何度も専門機関に相談したり職場内で検討を行いました。事業を実施している社会福祉施設や市町村社協とも協議し、施設・社協を通じて子ども食堂や学習支援教室に来ている子どもたちや生活に困窮している世帯にお渡しいただくことにしました。

 こうして一定のスキームはできましたが、実施を前に新たな課題も見えてきました。「とても助かる」という声とともに、「寄贈量が当日までわからないので、どのように分配したらよいのか」「量が多いと場所の確保や人員の余裕がない」という不安も寄せられました。支援活動は、現場の皆様の声に耳を傾けながら皆で協力し合う体制をつくっていくことが何よりも重要です。そこで私は現場の実情を反映した「手引き」を作成することにしました。プロジェクトが始まるとできる限り施設・社協に訪問し、段ボール箱の開封や品物の仕分けなどを一緒に行いました。そこで見聞きしたことや寄贈後のアンケート結果を踏まえて、何度も手引きを加筆修正。セブン‐イレブンの想いを仕組み化し、地域の子どもたちや困窮状態で苦しんでいる方々に笑顔を届けるのが私の使命。そう言い聞かせながら手引きを完成させ、プロジェクトを無事にスタートさせることができました。

日々の連携がコロナ禍での取り組みに

スタートから約2年、今では多くの方々から感謝の声を頂戴しています。「必要としている方に直接お渡しすることができた」という意見と共に、「近隣の社協や施設にお渡しすることで既存のネットワークが強化できた」という声も多くいただきました。

セブン‐イレブンとは店舗改装時だけでなく、パッケージ変更時にも商品を寄贈いただくなど連携を深めています。こうした信頼関係は、今回のコロナ禍にも発揮されました。生活困窮者の方々とのフェイス・トゥ・フェイスの相談が制限されるなか、セブン‐イレブンから「今すぐに食べられるもの」ということで缶詰やインスタント食品の提供を受け、多くの人々に食料品をお届けすることができました。こうした経験を活かして、これからも県社協のキャッチフレーズである「つながりをチカラに」を大切にし、さまざまなパートナーと協働しながら「彩の国あんしんセーフティネット事業」を充実させていきたいと思います。

いただいた寄贈品がつながりを育むきっかけに

社会福祉法人 ささの会
熱田 明美 様、大出 秀彦 様、佐藤 留美子 様

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幅広い商品を数多く寄贈いただけるので、私たち法人の施設だけでなく、普段あまり交流のない子ども食堂にもお声かけをして配分会を実施しました。施設ごとに必要なものは異なるので、いただいた商品は余すことなく配分でき、皆さんから喜びや感謝の声をいただきました。今回の配分会をきっかけにはじめてつながりを持てた福祉施設もありました。改めて、地域社会の日常的なつながりの大切さを実感しています。

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