LOADING
忙しい人々に
新しい「喜び」と
「便利」を。
おでんやおにぎりなど、
日本ならではの
ファストフードを生み出す一方で、
80年代のセブン-イレブンは
アメリカのファストフード商品も発売。
欧米スタイルへの憧れが高まる
日本人の心をつかみ、
新しい楽しみを生活に浸透させました。
また、単身世帯の増加や
女性の社会進出など
変わっていく社会のニーズを捉え、
食品や生活用品だけではなく、
暮らしを便利にするサービスも展開。
街のインフラとして大きく成長した時代です。
HIT PRODUCTS 1980-1999
HIT PRODUCTS
1980-1999
メキシコ生まれ、アメリカ育ちの「ブリトー」。発売当初の味は「ハム&チーズ」「スラッピージョー」「ビーフ&ビーン」の3種類で、日本の「ハム&チーズ」にはチリソースを含めずに日本人が食べやすい味にアレンジしました。「片手で食べられる」手軽さが話題となり、多いお店では1日100本の販売を記録するなど、予想をはるかに上回る大ヒットでした。
おにぎりの定番「ツナマヨネーズ」は、コンビニエンスストアとしてはセブン-イレブンが初めて販売。お取引先の商品開発担当者の当時小学生のお子さんがご飯にマヨネーズをかけて食べていて、その光景からマヨネーズ×ご飯のアイデアが生まれたのです。その意外な組み合わせは世間に衝撃を与えるとともに徐々に人気となり、全国のコンビニエンスストアの定番にまで成長。おにぎりにユニークな具材を採用するきっかけにもなりました。
※参考文献:『セブン-イレブンおでん部会 ヒット商品開発の裏側』吉岡秀子(朝日新書)
アメリカでポテトブームが再燃し、日本でもベイクドポテト専門店が人気を集めていた80年代。日本におけるポテトブームの到来を予測し、健康・低カロリー志向への対応や、ファストフードとしての食事簡素化を目的に、ジャガイモを下地にしたスナック「じゃがまるくん」を発売しました。じゃがいもに見立てたキャラクターと「元気な名前で新発売」というキャッチコピーを使用したCMも放映。約40年経った今でも覚えている人は多いのではないでしょうか。
HIT PRODUCTS
1980-1999
セブン-イレブン初めてのオリジナルブランド「焼きたて直送便」。味と鮮度のよいパンを追求し、1993年11月より北海道地区で販売を開始しました。北海道の一部店舗ではそれまで、ドアから入ってきた風でパンがカチカチになることが多かったそうですが、「焼きたて直送便」は「ふかふか」「もちもち」と話題に。販売から9か月後にはパンの売上が2.5倍にもなりました。販売エリアも徐々に拡大していき、2002年3月に全国展開を完了しました。
※参考文献:『セブン-イレブンおでん部会 ヒット商品開発の裏側』吉岡秀子(朝日新書)
SERVICE&SYSTEM 1980-1999
SERVICE&SYSTEM
1980-1999
今では当たり前のPOSシステムですが、当時の社会にとっては画期的なシステムでした。売場に陳列された商品の売筋を的確に把握できるようになり、お客様のニーズに合わせた売場づくりが可能に。ほしいものを、ほしい時に、ほしい分だけ品揃えする「単品管理」に大きく貢献しました。「単品管理」は「Tanpinkanri(Item-by-Item Management)」として、国際ビジネス用語にもなりました。
POSデータを当日中に本部に送り翌朝の情報分析を可能にしたのは、当時まだ普及が進んでいなかった「ISDN」というデジタル回線です。他社との協働によってセブン-イレブンの店舗があるエリアから「ISDN」を設置。国内のインターネット回線の普及のきっかけになりました。
SERVICE&SYSTEM
1980-1999
生活時間帯の夜型への変化、女性の社会進出の増加などライフスタイルが変化する中、公共料金の支払い方法にも変化が訪れたのが80年代後半。1987年に開始した東京電力料金の収納代行を皮切りに、88年には東京ガス料金、94年には携帯電話料金など、収納代行サービスを次々と開始しました。会社からの帰り道に支払ったり、うっかり忘れていて深夜にセブン-イレブンに駆け込んだり、という経験をした人も多いのではないでしょうか。
SERVICE&SYSTEM
1980-1999
「エンタメ」に大きく足を踏み入れたのが1996年。ゲームソフトウェア会社と提携し、CD-ROMのゲームソフトやハードの販売を開始しました。店頭では人気ゲーム会社のソフトを専用什器に展開。付属のテレビモニターでは通信衛星を使ってソフトのプロモーション番組を24時間放映するなど、店内に新しい光景をもたらしたのです。
CULTURE 1980-1999
CULTURE
1980-1999
第1世代ユニフォームと同様、第2世代ユニフォームも今とは全く異なるカジュアルなデザイン。チェック柄と商品のイラストが印象的で、おにぎりやおでん、ハンバーガー、アイスクリーム、当時販売されていたスラーピーなどが描かれていました。おにぎりには「FUKKURA GOHAN NO ONIGIRI」、アイスクリームには「TSUMETAI OISHISA ICE CREAM」など、商品の特長がアルファベットで記載されていました。
GLOBAL STORY 1980-1999
GLOBAL STORY
1980-1999
1980年代後半、日本のセブン-イレブンが成長を続ける一方で、提携関係にあるアメリカのサウスランド社では経営に暗雲が立ち込めていました。1991年2月に米国破産法第11条が適用されたサウスランド社を救うべく、イトーヨーカ堂グループは1991年3月に資本参加をし、同社発行株式の約70%を取得。商品開発や店づくりではコンビニエンスストアの原点に戻り、鮮度・品質を重視したサンドイッチ・パスタの陳列や、店内の照明を明るくして販促のポップを多用しました。
丁寧な接客サービスや外装・内装など店舗の改装にも力を入れた結果、それまでは男性客が7割であったのに対し、改装後は女性客が7割になった店まで現れました。その他、人事や財務など総合的な支援の結果、経営参画からわずか3年で黒字経営へ回復。アメリカ戦後最大の再建劇とまで呼ばれました。
あなたにとっての「MY LOVE おにぎり」を教えてください!