松山市駅前店(愛媛県)での独立開業(オーナーインタビュー)

  • 他コンビニオーナー ⇒ セブン‐イレブンオーナー

    沖野 象二郎・淳子さん ご夫妻
    松山市駅前店(愛媛県)
    2014年7月31日オープン

他チェーンのコンビニを経営していたからわかる、圧倒的1番のセブンが進出してくる脅威。
やってみて納得した業界1位の理由、店舗運営、経営ノウハウ。

OPENから2年11ヶ月目時点の取材

前職ではお兄さまと共に他チェーンのコンビニを複数店舗経営して、17年のキャリアを持つ沖野オーナーさま。四国にセブン‐イレブンがない時から、業界No.1の脅威を感じていたそうです。四国に進出と同じ頃に前職の経営から脱退。そしてついにセブン‐イレブンを始められました。その結果…今までのキャリアがないに等しいと言いきる理由とは?

  • オーナーインタビュー
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前職もコンビニ経営をされていたそうですね。
やればやるほど実感するのが、セブン‐イレブンの圧倒的No.1の力。
象二郎さん: 先に経営を始めていた兄のほうから人手不足ということで声がかかりました。OPENしてから半年くらいですね。その1年後には2店舗目を、それから2年ごとくらいに1店舗ずつ増えていってかなり複数店舗を経営していました。
コンビニ経営をやり始めて思ったのが、セブンの圧倒的な業界1位。やればやるほどセブンが四国に進出するならやりたいと思ってました。
接客していると、県外から来るお客様が「ここにはセブンがないんだよね」って言われる。どう違いますか?と聞くと、商品力や商品のおいしさとか。
違うコンビニに来店してるのに、セブンに行きたいって言われるのは悔しいですよね…(苦笑)。
なので、コンビニをやり始めて10年目くらいの頃からずっとやってみたいという思いはありました。
実際に比べてみて、大きな違いは?
前職での17年間の経験がゼロになった気分です。
象二郎さん: 1番は、OFC※さんですね。もちろん前職にも同様のサポートはありましたが、全く違う。
私、17年の経験があったのである程度自信はあったんです。ですが、それが打ち砕かれました。
OFCさんの恐ろしいほどの知識と、売り方、地域のお客様の人の流れ、地域に合わせた販売戦略、商品の知識。
仮説をたてて発注する方法とか、キャンペーンとか。今までこんな風に仕事をしたことないです。
この人と少しでも対等に話をできるようになってやりたいと思いました。これは休む暇ないぞ、って。
※OFC:店舗経営相談員
どんなことに打ち砕かれたのですか?
セールやキャンペーンの取り組み姿勢が業界No.1でした。
象二郎さん: 清掃や、商品の鮮度管理ひとつにしても、作業がすごく細かい。そして、キャンペーンに対しての取り組み方で違ったのが、前職だとキャンペーンでもセールでも、売れる量がそんなに通常と変わらないんです。通常の発注の120%くらいの量をとるくらい。
ですが、セブン‐イレブンだと通常の2~5倍は当たり前に発注します。だからお客さまに積極的におすすめ販売をしなければならないし、やれば売れるんです。ただレジだけやればいいってことではなかった。
でもそれが業界No.1の背景。お客様も期待しているし、それに応えようとしている企業姿勢なんですね。
他には違いはありましたか?
2番目は販促キャンペーンの凄さ、3番目は教育の難しさ。
象二郎さん: 2番目は、販促やキャンペーンの多さですね。やっぱり大変だな~というのはありますが、お客様の来店促進には間違いなくなっています。今みたいに、通常の発注の200%で発注をかけて、売れるっていうのはそんなことは前職では1回も味わったことないですね。
3番目は、教育です。レジだけでない作業を徹底してやり、キャンペーンや新商品の情報も伝えて、こんだけ売ろうという目標をみんなで決めて。それを浸透させるのがかなり大変でしたね。 今まで僕はセブンの接客に満足したことがなかったんですよ。でもそれは、作業が多いからなんだと思います。だから従業員さんも大変ですよ。
なので、セブンというちょっとスキルの高いバイトを続けてみたほうが自分のためになるよって言うのは、面接の時に言いますし、みんなもそれを納得して、楽しいと思ってやってくれていると思います。
注)発注数は、個店ごとに異なります。
  • 奥さまインタビュー
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奥さまはセブン‐イレブンに代わって変化はありましたか?
ずっと嫌いだったコンビニ弁当が食べられるようになりました。
淳子さん: 実は、私前職のコンビニ弁当を食べたことなかったんです。コンビニのごはんの臭いが嫌で、食べたくなかったんですよね。でも、ここをOPENした時に、最初のOFCさんが「まぁ食べてみ、美味しいから」って言うので食べてみたら、臭くない!それまでは一切口にしたことはなくて。でもセブン‐イレブンのご飯は食べられるんです!
今の勤務シフトは?
お休みはオーナー次第でとれます、従業員さんとどれだけ信頼関係を結ぶかですね。
淳子さん: 基本的には週2回はお休みにしてもらっています。お休みは、オーナー次第ですね。オーナーがお店に入ってくれれば、奥さんは少し時間に余裕ができるので。それは、私はオーナーに感謝しています。
オーナーが前にちらっと言ったことが頭に残っているんですけど、オーナーは上に立つのではなく、いかに従業員が働きやすくその環境をつくるのがオーナーだと思うって。私は、そういうことか~って初めて納得して。
だから従業員さんも急に辞めることなく、長く働いてくれています。
途中で他のコンビニでもよかったと思ったりしませんでしたか?
思いましたよ!他のコンビニのほうが楽だったかも!って
淳子さん: 毎年一緒に旅行とか、正月も外出していたのが、主人が休まないので急に行けなくなって。他コンビニをしてからでもよかったんじゃない?私1人で旅行行こうかな~、なんて意地悪なことは言いました(笑)。でも、主人が最初は休まないって決めて、「大変だけど、やりがいあるわ。楽しいわ。」って言うので、それじゃしょうがないね、って。
  • 最後に
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休みを心配されている方が多くて
休めますよ!オーナー次第で休みはつくれます。
象二郎さん: 休めます。オーナーさん次第です。オーナーさんが、どれだけ従業員を信じて、どれだけ動くかですね。
僕はオーナーが一番働けって思ってますから。その次に、奥さんを休ませたい。奥さんは、消費者目線でうちの店を見てもらいたいって思っているんです。消費者目線で、うちのバイトの接客はどうだろうとか、品揃えはどうだろうとかを意見を聞かせてもらっているんですよ。この商品美味しいからもっととってみたら?と第三者目線で言ってもらえるように。
その方針は、従業員のみんなにも全員に説明して快諾をもらっています。
従業員さんがみんな辞めないってすごいですね
何も伝えなかったのに、修行して帰ってきてくれた従業員もいます。
象二郎さん: 実は、6名ほどが前職のコンビニから続けてくれている人たちなんです。僕は誰にも連絡してないのですが、どこからか情報を聞いて連絡してきてくれて。前職のお店を閉めてからセブン‐イレブンのOPENまで時間が空いたのですが、その間に遠くのセブン‐イレブンでOPENに間に合うように修行に行っていたようです。「勉強してきたからまた一緒にやりたい」って言ってくれたんです。
もう、僕は頭があがりません。そんな子たちを含め、みんな長く働いてくれています。
今後はどんなお店にしたいですか?
コンビニのオーナーがやりたいと言ってくれる子が生まれるお店をつくりたい。
象二郎さん: まだお店を増やしたいですね。独立したいっていう子が2人くらいいるので、その独立を手助けしたいって思っています。あとは僕と一緒に私のお店で責任ある店長・副店長としてやっていけるようにしたいし、してあげたい。
僕と一緒に仕事をしていて、オーナー見てたら結構やりがいあるかもしれないな、どうせやるならコンビニのオーナーがやりたいっていう子が生まれるようなお店づくりをしていきたいです。そのためには、2店舗というより、3、4店舗と増やしていける体制がとれるような運営をしていきたい。

<インタビュー後 コメント>
前職のお店で信頼も実績もあったオーナーさまであるにも関わらず、セブン‐イレブンではゼロになってしまうというお話。方針や経営手法、こだわりのひとつひとつの違いを聞くことができました。これが業界No.1の背景か…と。決して楽になっていないのに、今が楽しいというオーナーさま。仕事って、こうあってほしいですよね、と思わせられた取材でした。

    • 担当ライター:とがしみきこ

      リクルート関連の求人制作業務にて、あらゆる業種の取材・コピーライティングなどを数百本経験。現在はWEB業界にて様々な企画、デザイン、取材、コピーライティングを担当している。

      担当ライター:とがしみきこ

      リクルート関連の求人制作業務にて、あらゆる業種の取材・コピーライティングなどを数百本経験。現在はWEB業界にて様々な企画、デザイン、取材、コピーライティングを担当している。

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