インタビュー 7NOWに取り組むお店

  • 地域のためのお店でありたいと7NOWとともに従業員教育にも腐心
    広島落合1丁目店
    オーナー:松下 仁 様
  • イメージ

    自ら率先して7NOWの配達に出かけるという松下オーナー。

「7NOW」と「セブンあんしんお届け便」でお客様ニーズに応える

現在2店舗を運営していますが、1号店オープン時は売上げが伸びず、1日に16時間働いていたこともありました。自分の車で商品を配達する“御用聞き”のような販売方法も試して、これがとても喜ばれたことを覚えています。その後、広島落合1丁目店をオープンしてすでに11年経ちますが、常連だったお客様がご高齢になり、体調不良や免許返納などの理由で、しだいに来店されなくなってきたのです。だったら私たちでなんとかできないか、とにかくお客様にとって便利なことをしようと取り組みはじめたのが、セブンあんしんお届け便と7NOWです。お店の商品をご家庭にお届けする「7NOW」は現在、月に200件前後と注文件数が増えており、超小型EV・C+podを本部よりお借りして自店で配達も行うようになりました。お店をずっと使っていただきたいので、配達に出る前は身だしなみをチェックし、配達時は大きな声でごあいさつします。そのせいか、今では顔なじみのお客様もいらっしゃいます。

7NOWで心がけているのは、お待たせしないこと。自店では3分でピッキングしてすぐにショートメールで商品確定の連絡をするよう心がけています。ネットのお客様はお顔が見えないので、しっかりフォローをすることが肝心です。店頭ではチラシを配ることで告知も徹底。お客様に7NOWについて聞かれたら、従業員さん全員が答えられるようにしています。また時間帯ごとの仮設を立てて発注にも気を配り、欠品が出ないようにすることも、お客様の信頼に応える重要なポイントです。

7NOWは高齢化する日本社会に必要なサービスだと思いますし、私自身が年老いた時もあってほしいものです。自分たちが先頭を切って取り組めば、近い将来にはもっと素晴らしいサービスに進化し、将来はより多くのお客様のお役に立てるものになると思っています。

  • イメージ

    専用かごを使ってピッキング。かごに目を止め7NOWに興味を示すお客様も。

  • イメージ

    崩れないように商品を袋詰めし、配達業者の方にお渡し。スープなどはビニール袋に包む配慮も欠かせません。

お店独自の取り組み

    • セブンNOW専用かごでアピール

      PR効果を狙って、商品のピッキングはQR付き7NOW専用のかごを使用。

    • イメージ
    • 店内に自作のPRポスターを掲出

      店頭と店内の目立つ場所にオリジナルのPRポスターを掲示してアピールも。

    • イメージ
    • お客様に7NOWのチラシを配布

      お買い上げのお客様には積極的に告知チラシをお渡ししています。

    • イメージ
  • 仮説を立てて商品を揃えるのも7NOWの醍醐味です

    7NOWにもご常連様がいらっしゃるので、「こういう商品が好きかな」「最近はこれが気になってるかも」と想像して、その商品は絶対に切らさず、発注を多めにするなどの工夫をしています。商品の品揃えに関しては、口コミやSNSトレンドがかなり重要なので、学生や子育て中の従業員さんからの情報収集も欠かせません。

  • イメージ 広島落合1丁目店
    店長兼スーパーバイザー:植田 里美 さん

愛され、あてにされるお店がサステナブルにつながる

私の目標は「従業員さんから愛されるお店をつくること」。ワクワクするような仕事ができて、ムリ・ムダなく前向きにチームとして一丸となって働けること。そんな満足感が従業員さんとも共有・浸透し、働いていることが自慢になるお店にしていきたいですね。職場体験で受け入れた中学生が、高校生になってアルバイトに来ることもあり、そんな時は自分の理想が少しかなっているようでうれしく、またありがたく感じています。

先ごろ、広島県からは女性が活躍する職場として表彰もされました。スーパーバイザーの植田もアルバイトから部長級に昇格していますが、誰もが働いた結果が見えるだけでなく、自分で考えて効率良く、かつ役職にとらわれず柔軟に働けることが、個々のやりがいに結びついているように思います。

セブン‐イレブンは『サステナビリティアクションブック』に記載されているように、持続可能な社会をつくるために様々な試みをしていて、お店でも同様に取り組んでいます。現在はCO₂対策がメインですが、今後はもっと幅広い分野にも目を向けていきたいと考えています。何よりもまず、災害時や地域のお困りごとの際に、真っ先にあてにされる存在でありたいです。そこで有事に備え、災害時に電源が賄える設備を整えています。地域の皆様にとって「ここに来たら何とかなる」と頼りにしていただけるコンビニエンスストアになるべく、今後もさまざまな工夫とサービスに注力していきます。