インタビュー 人材育成に取り組むお店

  • 働きやすい店づくりは意識の共有から徹底した「対話」がやりがいを引き出す
    北上里分店
    オーナー:遠藤 竜司 様
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    「感謝の気持ちが学びや、やりがいにつながる」と話す遠藤オーナー。

納得するまでの徹底的な話し合いで離職率が低下

セブン‐イレブンの仕事を始めて今年で15年、現在は3店舗を運営しています。開業当時は北上市内にセブン‐イレブンがなかったため、商品も仕事のシステムもわからないゼロからのスタート。すべてが手探りの状態で、失敗も多かったです。

その時に痛感したのが、問題は働く側だけでなく、店長や上長の側にもあるという点です。まずは上に立つ者が、「働いていただく」という感謝の念を忘れず、つねに従業員さんの話に耳を傾ける姿勢を持つこと。そして「わかってもらう」ためには、とことん話し合いの場を設け、原因を明確にすることが大切なのだ、と。理解し納得すれば、物事は必ず正しい方向に修正できますから、話し合いを積み重ねることが、信頼関係の構築にもつながっていくのだと思います。

店舗で発生する問題のほとんどは、就業規則を理解していないことに起因します。従業員さんには常々、就業規則に目を通すように伝えていますし、何かあればその都度就業規則の読み合わせをして、必要であれば講習会も行います。守るべきルールがはっきりしていれば働きやすいし、働いてもらいやすいですよね。それをフォローするのが定期的な面接を含めた、徹底的な話し合いなのです。店舗の離職率が低いのもこのおかげだと思います。お店の自慢のひとつです。

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    佐々木さん(左)も長年働いているベテラン従業員さんの一人。「オーナーとは何度も話し合って、お互い理解を深めてきました」。

『サステナビリティアクションブック』で従業員と情報共有

セブン‐イレブンの事業内容や姿勢、目指すところを従業員さんに伝えるために、非常に役に立っているのが『サステナビリティアクションブック』です。私自身、開業当初はオーナーとして、何をすべきかわからず悩み、日々の仕事を回すことで精一杯でした。しかし、この『サステナビリティアクションブック』を参考にすることで、セブン‐イレブンの考え方、今自分がしている仕事の意味、そしてこれからすべき事柄までがきちんと理解できるようになりました。たとえば、グループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』の課題・食品ロスを削減するために、お店で何ができるかをOFCさんに相談し、都度見直しをしています。

従業員さんにも『サステナビリティアクションブック』を配布し、目を通してもらっています。この冊子を読めば「なぜそうするのか」の意味がわかります。そしてそれが働きがいになり達成感を生み、離職せず長い間働いてもらえる土壌になっているのだと思います。さらに、お取引先や地域の集まり、職場体験で働きに来た中学生や近隣のお客様にも、機会があれば「サステナビリティアクションブック」をお渡ししています。セブン‐イレブンの取り組みを知り、身近に感じていただくために。サステナブルな取り組みはお店だけでは成立しませんので、この冊子を読んでお客様にもご協力もいただけたらうれしいですね。

セブン‐イレブンはこれからまだまだ変わっていくと思います。お店でも『サステナビリティアクションブック』に掲載されている様々な試みを通して、従業員さんとその目標を共有し、働くことの意味を理解しながら誇りをもって仕事にまい進していきたいと考えています。

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    就業規則や『サステナビリティアクションブック』を皆で確認し合うのも、お店の恒例行事のひとつ。

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    毎年、お店のスローガンも従業員さん全員参加で決めています。

  • 「安心」をキーワードに働きやすい環境づくり

    環境や働くことへの意識が変化する中、遠藤オーナーさんは、従業員さんが安心して働いていただくために『サステナビリティアクションブック』を上手に活用していらっしゃいます。従業員さんに冊子を読んでいただくことで、「社会的に求められている仕事を自分たちがしている」という達成感・安心感が醸成されるのではないかと思います。毎年年始の就業規則の読み合わせにくわえ、こうしたセブン‐イレブンへの理解を深める取り組みが高い定着率につながり、担当OFCとして頼もしく感じています。

  • イメージ 担当OFC
    (オペレーション
    フィールドカウンセラー)

    北上地区
    坂本 陽人 様