セブン‐イレブンがいま取り組んでいること。
7-Eleven INITIATIVE for 4 VISIONS

ENVIRONMENTALLY CONSCIOUS RECYCLING SOCIETY
”循環”するってどういうこと?
どうして「循環型社会」を目指すの?
私たちが暮らす地球はとても大きく、そのスケール感は普段の生活の中ではなかなか実感できません。そのため、この地球上にある資源や環境が有限であり、きちんと守り、育てていかないと、いつか枯渇してしまうことにほとんどの人が気づかずに暮らしてきました。
セブン‐イレブン・ジャパンは、この限りある資源や環境をただ消費するだけではなく、再び新しいなにかに再生していく、「環境配慮循環型社会」を目指すべきだと考えています。
そのために、現在は3つの「循環」にチャレンジ。持続可能な社会の実現のため、最も重要な取り組みの一つであるこれらの活動は、私たちだけではなく、お客様やサプライチェーンなど、すべてのステークホルダーの方々と共に取り組む大きな挑戦なのです。
今回お伝えしたい3つのポイント
資源の循環
地球上にある貴重な資源を枯渇させることなく有効に利用するため、私たちはさまざまな資源循環のための取り組みを行っています。
例えば、私たちの日常でよく使われるペットボトル。このペットボトルを、店頭で回収・リサイクルして再商品化する「ボトルtoボトル」の取り組みを、お客様とメーカー様のご協力のもと実現しました。

プラスチックリサイクルの取り組み
プラスチックのリサイクルを進める目的は3つあります。
まず、プラスチックの原料となる石油資源の使用量の削減、次に、このプラスチックが廃棄された際に燃やされることで発生するCO2の削減、最後にプラスチックが海洋に投棄されることで起こる環境破壊の防止です。これらのことから、セブン‐イレブン・ジャパンでは、プラスチック使用量の削減とリサイクルに積極的に取り組んでいます。

ペットボトルの店頭での回収
セブン‐イレブン店舗店頭へのペットボトル回収機の設置は2017年から開始しました。各地域の自治体や各団体との連携も進めながら、2024年2月末現在で設置台数は3,673台を達成。地域の皆様や加盟店とともに回収を進め、回収量は3,890tにのぼります。
世界初!
完全循環型ペットボトルの実現
セブン‐イレブン店頭で回収したペットボトルは、すべて「ボトルtoボトル」(ペットボトルをまたペットボトルとして再利用する)のリサイクルを行っています。
回収されたペットボトルは圧縮してベール化された後、リサイクラーによって再資源化。100%再生PET樹脂を用いたリサイクルペットボトルとなり、その一部は日本コカ・コーラ株式会社と共同企画した「一(はじめ)緑茶 一日一本」(機能性表示食品)に使用されています。
特定の流通グループの中で回収した100%再生PET樹脂を用いたペットボトルを、同一グループで商品として販売することは世界初(2019年6月時点)の取り組みで、セブン&アイグループと、地域社会、一人ひとりのお客様、協力会社をはじめとするサプライチェーンが一丸となって成し遂げた成果です。
一(はじめ)シリーズは、今では緑茶だけでなく、バリエーションを増やして展開し、多くのお客様にご利用いただいています。

エネルギーの循環
私たちは毎日の企業活動の中でたくさんのエネルギーを使用しています。全国のセブン‐イレブン店舗で使用される電力消費量は2,910GWh(2022年度)。店舗で消費されるこの電力を、再生可能エネルギーに置き換えることで大幅な省エネルギー化の促進とCO2排出量の削減を実現します。
「思い」の循環
持続可能な社会の実現のために、私たちが循環させようとしているのは資源やエネルギーだけではありません。この社会の中で、さまざまな立場で暮らす人たちの「思い」をつなげていくことで、よりよい社会にしていくことができると信じて、「思い」を循環させるための取り組みも行っています。
例えば、各ご家庭の余剰食品などを地域の社会団体を通じて生活支援を必要とするご家庭へ寄付したり、商品の原産地に対し、それぞれの国に対して必要な様々な支援を行うなど、食品ロス削減や持続可能な調達にもつながる活動を行っています。
ここまできました!
「GREEN CHALLENGE 2050」
持続可能な社会の実現のために、4つのテーマと具体的な数値目標を掲げ、セブン&アイグループ全体で2019年からスタートした「GREEN CHALLENGE 2050」。目標に向けてどの程度この取り組みが進んでいるのかを検証してみました。それぞれの、取り組みテーマをクリックしてみてください!
CO2排出量削減
グループの店舗運営にともなうCO2排出量(2013年度比)
自社の排出量(スコープ1+2)のみならず、
スコープ3を含めたサプライチェーン全体で削減を目指します。
プラスチック対策
オリジナル商品で使用する容器の環境配慮型素材の使用比率
算出対象はオリジナル商品を取扱う7社(セブン‐イレブン・ジャパン、
イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨーク、アイワイフーズ、
赤ちゃん本舗、セブン&アイ・フードシステムズ)
食品ロス・食品リサイクル対策
食品廃棄物量(2013年度比)
売上百万円あたりの食品廃棄物発生量。
算出対象は食品関連事業会社6社(セブン‐イレブン・ジャパン、
イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨーク、シェルガーデン、
セブン&アイ・フードシステムズ)
食品廃棄物のリサイクル率
算出対象は食品関連事業会社6社(セブン‐イレブン・ジャパン、
イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨーク、シェルガーデン、
セブン&アイ・フードシステムズ)
持続可能な調達
持続可能な食品原材料の使用比率
オリジナル商品(セブンプレミアムを含む)で使用する食品原材料のうち、
持続可能性が担保された原材料の使用比率。
算出対象は食品関連事業会社6社(セブン‐イレブン・ジャパン、
イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨーク、アイワイフーズ、
セブン&アイ・フードシステムズ)
あんなことや、こんなことも
サステナブルな社会の
実現を目指して
私たちセブン‐イレブン・ジャパンは、生活に密着したインフラであるコンビニエンスストアを全国に21,000店舗以上展開する企業として、様々な社会課題を解決と、サステナブルな社会の実現のための多岐にわたる取り組みを行っています。
日々変化しつづける社会と、何よりお客様のニーズにもあわせ、長期的な視野を持ちながら常に新しい試みにも挑戦しています。ここでは、そんな新しい挑戦の中からいくつかのトピックをご紹介します。
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みらいデリ
「みらいデリ」は、環境負荷の低減と安定的な生産の双方を実現する原材料を使用した新しい価値を提供する商品シリーズです。お客様に安全でおいしく、環境にも配慮した商品の提供するため、先進の技術を積極的に取り入れた商品開発を進めています。
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環境負荷低減店舗実証実験
CO2排出の90%を占める店舗での電力消費(スコープ3を除く)の低減を進めるため、「省エネ・創エネ・蓄エネに」の店舗単位での実現を目指した実証実験を本格スタート。購入電力量は約60%削減、CO2排出量については約70%削減することを目指しています。
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清走中
セブン‐イレブン・ジャパンは、街中のごみを集めながらミッションに挑戦し、拾ったごみの種類や重量、ミッションの達成度を競い合うゲーム感覚のごみ拾いイベント「清走中」を、各株式会社Gabと共創し、各地の自治体と連携しながら実施しています。
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店舗での省エネの取り組み
各店舗内での地道な省エネへの取り組みもとても大きな効果が期待できます。「省エネ対策重点6項目」を周知し、各店舗内での省エネ値への意識向上を図り、スタッフさんの中から省エネリーダーを選出するなど、一人ひとりが省エネに取り組んでいく姿勢を育てています。
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