全国各地の小学校で、セブン‐イレブンが
食育をテーマにした出張授業を開催。
そのなかで、子どもたちのアイデアをもとに、
地域の食材を使った商品を一緒になって
つくりあげるプロジェクトです。
地元の生産者さんや自治体の皆さんに、
セブン-イレブンのお店で働く人たち。
みんなとつながり、ひとつになって、
地域においしさと元気を届けます。
2026.8.7
昆布を育て、大切に味わう。
函館の海で学ぶ
みんなの食育。
豊富な海の幸に恵まれた北海道函館市。このまちは、高級昆布として知られる「真昆布」の一大産地です。しかし今、函館の海では天然昆布などの海藻が育つ「藻場(もば)」が激減。これにより、養殖昆布の種苗生産などにも影響が生じています。
今回、函館市立高丘小学校で行われる食育プロジェクトでは、セブン‐イレブン・ジャパン(以下セブン‐イレブン)と子どもたちが一緒になって昆布の生産を肌で学び、その魅力を多くの人の届けるための商品づくりに挑戦します。この記事では、2025年11月から2026年6月にかけて3回にわたり開催された出張授業の模様をお届けします。
減少する昆布と藻場を、未来につなぐ一歩。
函館市立高丘小学校は、地域のなかでも特に海洋教育に力を入れている学校です。同校で食育プロジェクトの出張授業を開催することになった経緯を、セブン‐イレブン オペレーションサポート部 地域共生マネジャーの松坂さんは次のように説明します。
セブン‐イレブン
オペレーションサポート部
北海道地区 地域共生マネジャー
松坂さん
株式会社WMI
代表取締役
伊藤さん
「授業の実施校について函館市に相談したところ、高丘小学校をご紹介いただきました。実際、校長先生にお会いすると、海の教育にとても熱心に取り組まれていることがわかり、私たちの提案にも『ぜひ一緒にやりたい!』と前向きなお返事をいただけたので、実施が決まりました。」
そんな高丘小学校での出張授業をバックアップしてくれたのが、北海道を拠点に自治体・企業・漁業協同組合などと連携しながら藻場再生に取り組むスタートアップ企業の株式会社WMIです。【株式会社WMIの詳細はこちら】代表取締役の伊藤さんは、今回のプロジェクトへの意気込みをこう話してくれました。
「昆布の生産量は北海道が日本一ですが、生産量はここ30年で3分の1に減っています。また、天然昆布などの海藻類が育つ藻場も、北海道の海からどんどん失われています。この状況を少しでも改善するために、自分たちにできることを子どもたちと一緒に考え、取り組んでいきたいと思っています。」
小さな苗から始まった、子どもたちの昆布づくり。
2025年11月27日に幕を開けた高丘小学校での食育プロジェクト。1回目の授業では、函館市や株式会社WMIの協力のもと、子どもたちに向けた昆布の種付け体験が行われました。子どもたちは函館市内の漁港に集まり、地域の漁業協同組合の方の説明を受けながら養殖用ロープへの種付けに挑戦。最初は固いロープのすき間に昆布の苗を差し込む作業に苦戦しつつも、徐々にコツをつかみ、最後には一人でスムーズに作業できるようになりました。この体験をサポートしてくれた南かやべ漁業協同組合の高谷さんは、「これをきっかけに子どもたちが昆布に興味を持ち、たくさん食べるようになってくれたら生産者として本当に喜ばしいです」と語っていました。
南かやべ漁業協同組合
大船支所 理事
高谷さん
この日の授業には、地元函館のセブン‐イレブンで働く従業員の皆さんも参加。大人も、子ども、みんなで力を合わせてすべての苗の種付けを完了させました。そして、子どもたちを待ち受ける次のミッションは、自分たちの育てた昆布を使った商品のアイデアを考えること。参加した従業員の方からは、「いまから商品の完成が本当に楽しみ!出来上がったらたくさんのお客様におすすめしていきたいです」という声が寄せられました。
ワクワクのアイデア発表と、大興奮の水揚げ体験。
2026年2月3日に高丘小学校で開催された2回目の出張授業では、子どもたちが事前に考えてきた商品のアイデア発表会が行われました。おにぎり、お弁当、ハンバーガーに調味料チューブなど、昆布を使った斬新な商品アイデアの数々に、授業を行ったセブン‐イレブンの松坂さんは本当に驚かされたと語ります。
「我々では想像もつかないような提案をたくさんいただき、心から感動しました。子どもたちが目をキラキラさせながら発表する姿を見て、みんなの想いをなんとかしてカタチにしたいという気持ちにもなりました。」
2026年6月20日には、1回目と同じ函館市内の漁港で3回目の出張授業を開催。昨年種付けした昆布が、子どもたちの目の前で水揚げされました。種付けをしたときは数cmだった昆布の苗が、たった半年で7m近くの巨大な昆布に成長。その姿を目の当たりにした児童全員が、一斉に驚きの声を上げました。その後、子どもたちは水揚げされた昆布を水洗いして、乾燥室に干す作業も体験。生産の苦労を肌で感じた児童からは、「漁師さんは毎日何千本も昆布を干しているそうなので、本当に大変だなって思いました」などの感想が寄せられました。
この日水揚げされた昆布と、子どもたちの自由なアイデアを組み合わせて、いよいよセブン‐イレブンは新商品の開発に乗り出します。今後の展開は、次回のレポートでご紹介します。










