トップ私たちの取組み食育プロジェクト食育プロジェクト 活動レポート2026三浦の「大根」の未来を子どもたちと考える食育授業|三浦市立初声小学校

神奈川県の南東部に位置する三浦半島。その南端にある、三方を海に囲まれた街が三浦市です。ここは、神奈川を代表する野菜の産地として知られており、中でも大根は市町村別で4年連続日本一(農林水産省統計)の生産量を誇っています。そんな三浦市にある初声小学校で、セブン‐イレブン・ジャパン(以下セブン‐イレブン)が全国で推進する「食育プロジェクト」の出張授業が4回にわたって行われます。今回のレポートでは、第1回目と第2回目の授業の様子をお届けします。

CHAPTER 1

地域の農業が抱える課題に、地産地消で応えたい。

三浦市では、温暖な気候と海からの潮風がもたらすミネラルを蓄えた土壌によって良質な大根が育てられています。セブン‐イレブンでも過去に三浦市産の大根を使用した「三浦市産大根使用 こうじ味噌マヨネーズ入り 野菜スティック」を地域限定で販売し、その際にはお客様からも好評をいただきました。※現在は販売しておりません

大根の生産には、収穫後の運搬や洗浄など多くの手間がかかります。加えて、近年は農業資材の高騰などの影響もあり、産地として生産を維持していく上でのさまざまな課題に直面しています。そんな三浦の農業への理解を深める機会として、今回の出張授業は企画されました。
授業の実施校を決めるにあたっては、セブン‐イレブンはまず神奈川県から三浦市の健康づくり課を紹介いただき、食育連絡会の場で今回の取り組みの情報を発信。それが教育委員会に伝わったことで、市内の校長先生方が集まる会に参加する機会を得ました。その場でセブン‐イレブンが行ったプレゼンテーションに共感し、「ぜひ一緒にやりたい」と手をあげてくれたのが初声小学校でした。

CHAPTER 2

子どもたち自身で探る「美味しい」の向こう側。

初声小学校では、日頃より「美味しいだけじゃダメですか?」という独自のテーマを掲げて食育活動を行っています。これは、子どもたちが普段何気なく口にしている家庭での食事や給食を題材に、“美味しい”の向こう側にある栄養バランスや作ってくれた人の想いについて学ぶ取り組みです。初声小学校校長 松岡さんは、そんな学習に取り組む子どもたちに今回の食育授業がもたらす価値と期待を、次のように語ります。

三浦市立初声小学校 校長の松岡由紀さん

三浦市立初声小学校
校長

松岡さん

「小学校で取り組む食育は、子どもたちが食に関する知識や技能を身につけ、健康的な食習慣を身につけるための教育ですが、セブン‐イレブンさんの食育授業では地域の農業が抱える課題といった、より広いテーマを学ぶことができる良い機会になると考えています。今回の取り組みは商品の完成という非常にワクワクできるゴールがあるので、子どもたちもモチベーション高く取り組んでくれるのではないかと思います。その過程で、地元をより深く知り、自分たちの三浦の野菜をより好きになるきっかけになると確信しています。」

CHAPTER 3

子どもたちの自由なアイデアで「大根」が大変身。

2026年5月27日、初声小学校で第1回授業が行われました。前半はセブン‐イレブン社員が講師となって、地産地消の考え方や商品開発についてのレクチャーが行われました。続いて教壇に立ったのは、三浦市農業協同組合の岩野さんと鈴木さん。お二人からは、日本屈指の大根の生産地である三浦の大根の歴史や、いま産地が直面している農業課題について語られました。日頃から生産者様と接する鈴木さんの「いろいろな苦労があるけれど、皆さん大根を我が子のように大切に育てています」という言葉に、子どもたちも真剣に耳を傾けていました。

そして授業前半の最後、子どもたちに伝えられたのは「三浦市産の大根を使ったカップデリのアイデアを考えよう」という特別ミッションです。後半では実際に商品のアイデアを考えるワークショップが行われ、この日の授業は終了しました

三浦市農業協同組合 岩野さん

三浦市農業協同組合

岩野さん

三浦市農業協同組合 鈴木さん

三浦市農業協同組合

鈴木さん

2026年6月17日に行われた第2回目の授業では、前回ミッションとして提示された「三浦市産の大根を使ったカップデリのアイデア」の発表会が行われました。子どもたちからは、“大根のシャキシャキ感を活かした大根サラダ”や“朝忙しい人でも手軽に美味しく食べられるすりおろし大根納豆”といった、バラエティ豊かな発想が次々と飛び出しました。
セブン‐イレブン オペレーション本部 地域共生 西神奈川エリア担当 白井さんは、「子どもたちの熱量に本当に圧倒されました。私たちは日頃から商品開発を担う立場として、商品化が可能かどうかの目線だけでなく、子どもたちのみずみずしい発想をできる限り前向きに受け止め、商品という形にするためのフィードバックをしていきたいです。」と、今後の授業へ思いを語ってくれました。
次はいよいよ、子どもたちのアイデアをもとにした商品開発がスタート。その様子は、次回のレポートで詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに!