セブン‐イレブンの横顔2022-2023

セブン‐イレブンの
「商品力」

セブン‐イレブンの最大の強みはなんといっても商品力の高さ。
品質を妥協なく追求するのはもちろん、パッケージに使用される素材から店頭に並ぶまでの行程まで
あくなき探究心で日夜その品質の向上に努めています。

チームMDマーチャンダイジング

さまざまなメーカー様やベンダー様などとチームを組んで商品開発をするチームMDは、
セブン‐イレブンの商品開発力のベースとなっています。
徹底したマーケット戦略のもと、各分野の高い技術と知恵を結集し、
品質、安全性、おいしさにこだわった理想の商品を追求します。

TOPICS
チームMDの力で、定番の「手巻おにぎり」をさらにおいしく。

「家庭でつくったおにぎり」を目指し、お米、海苔、具材からパッケージまで徹底的にこだわり抜いた手巻おにぎり。よりおいしくなることはもちろん、環境への負荷低減にも配慮した商品となっています。このようなこだわりは、チームMDに参加する製造メーカー様、ベンダー様のご協力なしには実現することができませんでした。

  • お米
    2023年5月から、「京の米老舗 八代目儀兵衛」様に監修いただき、粒立ち、米の甘みにこだわったブレンド米を使用。
  • 海苔
    海苔ごとの品質に合わせて最適な焼成条件を設定。旨味と風味を最大限に引き出しました。
  • 具材
    具材ごとに工程、手法を見直し、さらに旨味や風味、食感を向上させました。
  • パッケージ
    バイオマス素材の使用とともにフィルムを薄肉化。品質を保ちながら、プラスチック使用量を削減しています。

チェーン全店売上と
商品別売上構成比

チェーン全店売上
51,487億円
2023年2月期
  • 加工食品
    25.4%
  • ファスト・フード
    29.5%
  • 日配食品
    12.5%
  • 非食品
    32.6%

オリジナルフレッシュフード

原料からパッケージまで徹底してこだわります

お客様の日々の食事と直接つながるオリジナルフレッシュフード。
安全においしく召し上がっていただくために、原料から生産、物流、
そしてパッケージまで開発と改良を重ね、日々進化し続けています。
また、種類が豊富でお好みの組み合わせで選べることも強み。
毎日、たくさんのお客様に手にとっていただいています。

小麦本来の香りやもちもちとした食感が特長の国産小麦をうどんに使用。湯種製法を採用することで、コシのある食感を実現しました。
つゆ
未凍結かつおからつくったかつお節を使用し、旨味と香り高い「つゆ」に仕立てています。
製法と
地域性
冷たい麺は全国26工場で専用の原材料、製法、レシピにより粉を練るところから麺をつくっています。長年積み重ねてきた知恵と技術が詰まっています。また、「つゆ」の味わいは地域のし好に合わせて、7社、9拠点でつくっています。どの地域でもおいしく召し上がっていただけます。
TOPICS
充実した製造と物流のインフラが高い品質と安定した供給を支えます

工場や配送センター、システムインフラなど、すべて独立したすぐれた専門性を持つ
お取引先様の高度な技術を活かし、高品質かつ安定的な製造を実現。
よりおいしく、安全・安心なオリジナルフレッシュフードをお届けすることを可能にしています。

セブン‐イレブンの商品だけを
製造している工場の比率
90.3%
商品開発を支えるインフラ
製造工場
176工場
セブン‐イレブンの商品だけを製造している工場 全国159工場
温度帯別共同配送センター
全国164カ所
プロセスセンター
調味料 / 9カ所   野菜 / 9カ所
2023年2月末現在

品質を追求し続ける
プライベートブランド

グループ力が生きる「セブンプレミアム」

プライベートブランドの常識を変えたと言われるセブンプレミアム。
おトクなだけでなく、品質にもこだわり続け、累計売上が10兆円を超える国内最大級のブランドに成長し、
現在では合計アイテム数は約3,500に。豊富なラインアップにより、お客様の多様なニーズに応えています。

セブンプレミアムのブランド
  • セブンプレミアム
    ゴールド

    一流の料理人や専門家とともに、「とっておきの味」とみんなに教えたくなるおいしさを、食卓にお届けします。

  • セブンプレミアム

    「毎日食べたい」と満足いただけるおいしさを、食卓にお届けします。

  • セブンプレミアム
    ライフスタイル

    地球環境にも配慮し、確かな技術と細やかな工夫を重ね、「自分らしくいられる」と感じながら未来に続く生活をお届けします。

  • セブンカフェ

    いつでもどこでもこだわりのおいしさで、「リフレッシュできるひと時」とワクワクする笑顔をお届けします。

TOPICS
「セブン・ザ・プライス」の
取り扱いを順次開始

シンプルな製法やコスト削減の工夫などでお求めやすい価格ながらも、確かな品質を提供する「セブン・ザ・プライス」。多様化するニーズにお応えするため、2023年3月より、全国での取り扱いを順次開始しました。

新たな消費行動を定着させた
セブンカフェ

2013年の登場以来、その革新的なおいしさと手軽さから瞬く間に大ヒットし、
「コンビニコーヒー」という新たなジャンルを築き上げたセブンカフェ。その後も味と品質の向上に挑み続けています。

販売開始から10年で
累計販売数70億杯達成。
セブンカフェ「強さ」のヒミツ
  • コーヒー豆へのこだわり

    グアテマラ、タンザニア、コロンビア、ブラジルの4カ国のコーヒー豆を使用。4段階焙煎が、深みと奥行きのある味わいを実現しました。

  • 容器へのこだわり

    マシンとともに容器のデザインにもこだわったセブンカフェ。日本を代表するクリエイティブディレクター佐藤可士和氏の監修の元、シンプルで上質な世界観が表現されています。

  • 抽出へのこだわり

    おいしさを最大限に引き出す、一杯ずつのペーパードリップが、日本人のし好に絶妙にマッチ。お好みの味わいを選んでいただけます。

    カフェラテは対象外です。
TOPICS
新しい日常が生まれるかも?
「お店で作るスムージー」が誕生

「お店で作るスムージー」は、素材のフレッシュ感が味わえる「急速凍結した野菜や果物」と野菜ピューレや果汁などを凍らせ、おいしさや栄養素を詰め込んだ「アイスキューブ」を組み合せました。お店の専用マシンでミックスして、でき立てを楽しめます。また、大きさや見た目の問題で通常は廃棄されてしまう野菜や果物も原料として使用しているので、フードロス低減にも貢献。環境にやさしく、おいしくて手軽に野菜や果物が摂れる商品として、2024年2月末までに全国への展開を目指しています。

厳格な品質管理が
おいしさと安心を生み出します。

すべての商品を一番おいしい状態でなおかつ安全にお届けするためには、
生産地から製造、配送、店舗まで一貫した品質の管理を行うことが重要です。
セブン‐イレブンでは、温度の管理と生産履歴管理にとくに力を入れ、徹底した管理体制を敷いています。

温度帯別共同配送

商品ごとの味や品質を維持するためには、温度管理は重要な要素の一つです。
セブン‐イレブンでは、最適な温度帯に分けて共同配送センターから各店舗に一括で配送しています。

TOPICS
共同配送の実現は流通業界の革命的な出来事でした

異なるメーカーの商品を同じ車両で配送する共同配送を開始したのは1976年。大手メーカーが自社の物流で各店舗に配送することが主流だった当時では革命的な出来事でした。各メーカーへ共同配送のメリットなどを繰り返し説き、ご理解をいただくことで実現。作業効率やコスト、環境の面で大きな社会的改革を果たすことができました。

畑から始まる鮮度管理
「コールドチェーン」

畑で収穫されたばかりの野菜を、新鮮なまま輸送・加工するために「コールドチェーン(低温物流網)」を導入しています。
収穫された野菜は、その場で低温保管され、配送車、仕分けセンター、製造工場から店舗まで、一貫した温度管理のもとで配送されています。

安全と安心のために
生産履歴管理を徹底

オリジナルフレッシュフードに使用する原材料は、商品になるまでのあらゆる生産履歴をデータベース化。
原産国や工場、アレルゲン物質や添加物の有無、その素材が使われているメニューや、販売エリアごとの使用量などすべての情報をチェックできます。

TOPICS
「GAP認証」野菜の積極的な採用で
持続可能な原料の調達を

農業の持続性に向けた取り組みを推進する生産者に対し、第三者機関の審査により与えられる「GAP認証」。2022年10月から、福島県内の店舗で販売するサンドイッチは、すべてこのGAP認証を受けた農場の野菜のみを使用することとし、持続可能な生鮮野菜の調達と合わせて、地産地消への取り組みも進めています。また、安全で安定した野菜の栽培と供給を可能にする野菜工場からの調達を全国的に進め、その比率を2030年までに30%にすることを目標としています。2023年7月からは、野菜工場で栽培されたロメインレタスやほうれん草を使用したサラダを全国で発売しています。