セブン‐イレブンがいま取り組んでいること。
7-Eleven INITIATIVE for 4 VISIONS

2 社会全体で進める循環 バイオディーゼル燃料の採用

セブン‐イレブンの店舗には毎日、たくさんの商品が配送されます。違うお取引先の商品を1台のトラックで運ぶという「共同配送」の実現によって、その配送の車両数は1店舗あたり1日9台まで減少しました(創業時は70台)が、この車両で使用される燃料が店舗から排出される「油」を再生した燃料、バイオディーゼル燃料(以下BDF)を使用することで、さらなる環境負荷の低減を実現できると考えています。
ご家庭と店舗から回収した食用油を「燃料化」
2018年、愛媛県が取り組んでいる地域のバイオマス資源「使用済み天ぷら油」を原料としたBDFを利用する取り組みに賛同し県内のセブン‐イレブン店舗へ配送する米飯・チルド全ての配送車両の燃料としてBDFを使用する実証実験を行いました。
この実証実験に用いるBDFは、愛媛県内の家庭から回収された「使用済み天ぷら油」に加え、セブン‐イレブン店内で揚げ物惣菜を調理した後の食用油、セブン‐イレブンの弁当や惣菜等を製造する専用工場で使用した食用油を原料にしているため、消費と物流の間で地域の方々も巻き込んだエネルギーの循環が行われます。
実験で使用されたBDFは年間30万221リットル、配送によるCO2の排出削減量は年間約3913.6Kgを達成。(2023年3月~2024年2月の実績)BDFによる環境負荷軽減の有用性が確認できた為、他エリアでの拡大も検討を進めています。
