簡単そうなことが一番難しい。
でもそれが軸となり、お店の武器となる。
寺西訓生・清美さん ご夫妻
富山上飯野店(富山県)2012年2月加盟
飲料メーカー営業 ⇒ オーナー
訓生オーナー: 飲料の営業をしており、多くの小売店さんとお取引をさせていただいていましたが、中でもセブン-イレブンの商品力や営業戦略は学ぶところが多く、独立するなら「絶対にセブン!」と決めていました。この地域で長年培ってきた営業や売場づくりの経験、人脈を活かすこともできるというのもポイントでした。また、セブン-イレブンは北陸エリアでは後発でしたが、それは逆に大きなチャンスになるはずだと「今しかない!」とこの道に飛び込みました。
訓生オーナー: 「明るく、笑顔で、元気良く!」を掲げていますが、やってみて実感するのは、実行するのはとても難しいということ。「これでいいか」と甘えが出やすく、いつ如何なるときも継続していくのは、よほど強い心を持っていなければできません。スタッフも当然元気がないときもあるわけですから。そんなときは「今日は○○がよかったよ」とか「朝礼のあいさつ、ハキハキしていたね」など、ほんの些細なことでも褒めるようにしています。こうしたコミュニケーションはお店を元気にする一番の良薬になります。またもう一つ徹底してきたのは「一客集中」。これは字のごとく、一人のお客さまとしっかり向き合うこと。どんな商品を探されているのかはもちろん、どういう仕事をされているのか?お疲れなのか?家族構成は?などお買い物の様子やちょっとした会話で感じ取り、最適な接客をしていくのです。どちらも、頭では分かっていてもつい手を抜いてしまいがちなことかもしれません。でも、それこそが私たちのお店を支える軸であり、武器なのです。
訓生オーナー: お店経営において得たことはたくさんあります。中でもひとつだけ嬉しいことを挙げるとすれば、家族との絆が深まったこと。オープン当初は小さな子どもたちに寂しい思いをさせてしまうなと心配していました。でも、フタをあけてみれば一緒にいる時間をとても大切にするようになり、家族で食事に行ったりと、みんなでいる時間がより濃くなった気がします。また最近では、子どもたちがだいぶ逞しくなってきて、妻が疲れていたりすると「洗いものをするよ!」「お風呂洗ってくる!」と率先して家のことをやってくれるようになりました。おそらく私たちがお店で働いている姿を見ているからなのでしょう。親が働く姿をみて何かを感じ取ってくれていると思うと、セブン-イレブンをやってよかったなと思いますね
清美さん: 「自分でお店がやれたらなぁ」というのは日常よく言っていましたが、まさか本気だったとは、本当にびっくりしました。最初は大反対。当の本人もこの話を切り出してきたときは、私に三行半を突きつけられるんじゃないかと、気が気ではなかったようです。でも夫の真剣な思いや説明を聞いているうちに「最後のわがままに付き合ってあげよう」と思うように。いくつかお店の候補地を見させていただき、「ここならやれそうだわ」と心が決まりました。
清美さん: 売ることの楽しさですね。オープン当初は発注が苦手で、「これくらい売れればいいわ」と、こなすだけだったのですが、2年目頃から攻めの発注をするようになりました。転機となったのは、本部が定期的に行うエリアごとのキャンペーン。「今週の取り組み商品」をエリア内でどれだけ売れるか競い合うものです。他店の頑張りが目に見えて「うちも頑張らなくちゃ!」と刺激を受けますし、どれくらい売れる商品なのか見当をつけられるようになり、積極的な発注ができるようになりました。最近では、あと一歩のところで一位を逃してしまいましたが、メロンパンが驚くほど売れて、「やったー!」とみんなで喜びあいました。この仕事は、ときには大胆に思い切りよく飛び込んでいくことの大切さ、そして楽しさを私に教えてくれました。
訓生オーナー: やはり複数店経営を見据えてやっていきたいですね。1店舗よりも2店舗、3店舗と複数店の方が、お店同士の交流や競争などが活発になり、いい相乗効果が生まれると思います。そのためにはしっかりと人材を育て上げ、今以上にレベルの高いお店づくりを進めていかなければならないと考えています。基本的なことを徹底しつつ、お店経営を楽しんでいきたいと思っています。
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