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オーナーインタビュー

人材は人が集まる努力ではなく、人が辞めない努力が大事。従業員さんを活躍させることが、僕たちの仕事なんです。

伊藤暢宏・典子さん ご夫妻

山形城西町2丁目店(山形県) 2016年7月加盟

セブン-イレブン店舗マネージャー ⇒ セブン‐イレブンオーナー

オーナーインタビュー

OPENから19年10ヶ月経過時点の取材

暢宏オーナー: 「アルバイト時代から数えると、もうセブン-イレブンの仕事を始めて22年になります。今は3店舗を経営し、シフトには入っておらず教育に専念しております。」

もう店舗経営が20年になるベテランさんですね!

私が中3のとき、父がコンビニを始めたのが人生の転機だったのかな。

暢宏オーナー: 私の父が43歳の頃、ちょうど私と同じぐらいの時ですね、家が90年続けた酒屋からコンビニに業態を変更したんです。当時はまだセブン-イレブンが山形に進出前だったので、別のコンビニでした。 当時は、山形でも待ちに待ったコンビニがOPENした!みたいな感じはありましたよね。「うち、コンビニするんだべ!すげー!」って言ってました。
その後、山形県にセブン-イレブンが上陸するタイミングでちょうど前のコンビニの契約が切れて、セブン-イレブンとして生まれ変わることができたんです。山形県進出のオープニングから開業したのがこの店舗になります。
途中、私たち夫婦が独立し、新しく上山の朝日台店を私がオーナーとして夫婦でオープンしました。その後、父親が体調を崩してしまって、この店を一緒にやるようになったのが経緯です。

複数店の経営になると忙しくなりましたか?

シフトは入らないって決めていました。

暢宏オーナー: 2店舗の経営を見始めたときも、シフトは全然入っていませんでした。

典子さん1店舗目の時でもシフトは入らないって決めてたんですよね。

暢宏オーナー: 親から引き継いだお店の経営改革を行なっていたので、最初は人材不足に陥り、お店にずっと入っていました。私たちのやり方に納得してくれる、新しい従業員さんが入ってくれるまでは全力勝負だったよね。ですが、当時はそんながむしゃらな姿をみんなにも見てもらいたかった気もするんですよ。

典子さん: 当時は私も長い時間シフトに入っていたので、子供もお店に連れてきてましたね。
今でも笑ってお客様にも言われるんですよ、「あの子は何歳になったの?」って。とにかく自分がお店に入って、がむしゃらにやれば何とかなると思ってやっていましたから。でもそのあと、自分がシフトに入っていたら人は育たないと気づいたんです。利益は出るだろうけど自己満足で終わってしまうって…。私たちは複数店を経営したかったので、そのためには早めにシフトから外れないと従業員さんが私たちに頼っちゃうんですよね。

人を育ててきたポイントなどはありますか?

人を育てるためには、私たちが前線にいてはダメなんです。

典子さん: 従業員さんも、責任も無いレジ打ちだけの仕事では絶対面白く無いですからね。
自分が大事だと認識してもらうには、やっぱり責任を持たせなくちゃいけない。だから私たちは極端にシフトに入らないようにしたんですよ。
ただ最初のシフトから外れる時は大変でした。「お店にいるのに、なんでレジ入らないんですか?」って言われて。私はシフトに入ってるわけではないので、違う仕事をするために来ているから意地でも入らなかったのですが、お互いの役割を理解してもらうのに結構な時間がかかりました。

暢宏オーナー: お店にいても、シフトに入っているような仕事は敢えてやらずに、みんなに任せていく。そこを理解してもらうのが大事だったんです。

その教えを、今は店長にも伝えているのですか?

私たちの仕事は、従業員さんを活躍させること。

典子さん私の目的は、店長と従業員さんが良い関係になって、従業員さんが店長を支えてくれるような存在になってもらうことなんです。

暢宏オーナー: 店長に伝えているのは、従業員さんを活躍させるのがあなたの仕事なんだから、あなたが仕事をしていたら他の人は一生できないでしょって。

典子さん: だから私たちは、従業員ひとりひとりの活躍を見ていますが、それを直接見て褒めるのではなく「店長から聞いたよ〜すごいね!」って褒めるようにしています。

これだけ長く経営されていると、人材不足の時期もありましたか?

人が集まる職場よりも、辞めない職場をつくることが大事です。

暢宏オーナー: 確かに全体的に人材不足ではあるけれども、やっぱり離職率が高い会社は何か問題があるよねっていう話はよくしてるんですよ。結局人が居ないのは、人が入っては辞めてを繰り返すのが原因なんです。その根本の問題が何かって言うと、人との関係性というのが必ずあると思っています。

典子さん: 店長という仕事は、シフトをつくって店をまわすことじゃないんですよね。お店の中も社会と同じように、人間関係をつくっていく場です。それと同じなんだから、店長やオーナーという壁はつくらず、この人を知りたいと思えば自然に質問も出てくるし会話も出てくる、お互いが思い合う関係を作っていれば、自然と「辞める」っていうワードが出て来ないんですよね。 そうなってくると、どうやったら辞めずに仕事を続けていける職場にできるかを主人と話し合ったりするようになります。だから人が居なかったらどうしようっていう考えがそもそもありません。

売り上げも安定されていますか。

100円の缶コーヒーを買うお客様の積み重ねがコンビニの醍醐味です。

暢宏オーナー本当に売上がいい店は、例えば缶コーヒーを1本でも多く売ることの積み重ねなんです。
それには、お店全体の力が必要なんですよ。経営者だけではできません。1万円のプラスを作るには、みんなからの力を結集してやっていくやり方にしていかないとダメなんだろうなって思っていますね。

典子さん: 常日頃みんなに言っているのは、1日10万買ってくれるお客さんが一番大切なわけではないってことですね。
毎日100円の缶コーヒーを365日買ってくれるお客様もすごく大事。どちらも大事だけども、「100円しか買わないのにまた来たじゃん」ではなく、毎日来てくれる方の積み重ねがコンビニというお店の大切さなんだよっていうことを常に伝えています。

ご夫婦セットで同じ意見を持たれているんですね

夫婦で経営することは、店舗の安定には大事なことだと思っています。

典子さん: 発信していく役目はオーナーなので、私も色々と勉強したり、本を読んだりしてます。 ただ、必ず夫婦の意見というか考えは同じにしないと絶対にダメだと思っています。店長も従業員さんも、私たちの考えが違うと混乱するので。だからなるべく一緒に動くようにしてます。
離れてやった時もあったけどダメだったもんね。夫婦経営であることは大事だと思うんですよ。
なので、複数店をするときも、夫婦がバラバラになっちゃダメだと私は思っていますね。私たちは経営者なので、夫婦で動けるような体制は自分で作っていけばいいんです。やっぱり2人でお店に行くのと1人で行くのとでは、店長たちの気持ちも違うし店の雰囲気も変わるんですよ。

セブン-イレブンで働いてよかったですか?

歴史も大事にして、新しいセブン-イレブンをみんなでつくりたい。

暢宏オーナー: 私たちがコンビニを始めた理由は、将来ずっと無くならない形態だろうと思っていたからです。もちろん、今もそれは変わりありません。だから、コンビニはもちろんコンビニの中でも、やはりTOPであり続ける努力を、本部も私たちオーナーもやらなければいけない。
本部の人たちも加盟店と共に、同じ将来に向かって行くような体制が必要ですね。

典子さん: どうやったら今までの歴史を続けながら、新しいセブン-イレブンとしてお客さんに信用してもらえるかが大事ですよね。コンビニ業界の中でも、これだけ歴史を持っているコンビニはセブン-イレブンくらいじゃないかと思っていますので。

お休みはもうしっかりとれていますか?

休みたいなら休めばいい、働きたいなら働けばいい、それが経営者です。

暢宏オーナー休みは取れるかって言ったら、私たちは取ってます。

典子さん: 取りたいと思えば取れるし、取れるような体制に自分で持っていくっていうね。人任せにしない。それがサラリーマンと違うのは、自分で全部できるんですよ。そんなに凄いことってないですよね。

暢宏オーナー: 自由だよね、働きたいなら24時間ずっと働けばいいしね。

典子さん: それも与えられてるぐらい、凄く自由って幸せなことじゃないですかね。サラリーマンの時を思い出してみると、そう思いますよ!

暢宏オーナー私たちが休むと、みんなも休みを取りやすくなって、それが結果定着率にも繋がってるんじゃないですかね。やっぱり休みが取りやすいと、いい顔しているもんね。

典子さん: 前はコソコソ休んでいたのも、「ディズニーランド行ってきたんです!」って言いあうようになって。それで私が羨ましがると、「休みとって行ってくればいいじゃないですか」って従業員さんに言われちゃって。
「そう?」っていう話になるのは、すごくいい環境だなって思います。

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