鹿児島和田1丁目店(鹿児島県)での独立開業(オーナーインタビュー)
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運送会社ドライバー ⇒ オーナー異業種からのチャレンジ!
軍原三千男・貴代さん ご夫妻
鹿児島和田1丁目店(鹿児島県)
2012年2月10日 オープン
お店経営のカギは
コミュニケーションにあり!
オープンから約一年半。今では地域の方々にとってなくてはならない存在の鹿児島和田一丁目店。軍原オーナーさまが大切にしている「お客さまとのコミュニケーション」から生まれるお店経営とは?
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オーナーインタビュー
- 以前からセブン-イレブン経営にはご興味がおありだったのですか?
- 三千男オーナー: 正直言いますと、定年までセールスドライバーの仕事を続けていくつもりでした。これまで22年間勤めてきた会社ですし、家族のことを考えると安心かなと思ったからです。ところが2011年にセブン-イレブンが鹿児島に初出店するというニュースが入ってきたと思ったら、同僚がお店を始めると言う。一気に興味を惹かれ、すぐに私も募集説明会に参加してみることにしました。参加後にはすっかり「今こそチャンスだ。鹿児島で"新しいセブン-イレブン"を自分の手でつくりたい」と、強く思っていました。
- 最初はご苦労されたということですが?
- 三千男オーナー: はい。たくさんのお客さまにご来店いただいたのはオープンセールの3日間だけ…という現実を突きつけられまして。オープンから4日目、妻と途方に暮れたのを覚えています。でも「ここでくじけてはいけない。近所のお客さまにとってなくてはならない存在にならなくては!」と、ご来店されるお客さまとのコミュニケーションを大事にするようにしていきました。そして「この方はいつも何時頃にいらっしゃって、お気に入りの商品はこれ」というふうに、少しずつですがお客さま一人ひとりを覚えるようにしていったのです。毎回タバコを購入されるお客さまには銘柄を言われる前にすっと商品をお出ししたり、夕飯のおかずを探されているお客さまには「これ新商品でおいしいですよ」とお声をおかけしたり。そうしているうちに、ある日お客さまから「ここは買い物がしやすいね」「買い物をしていて楽しい」と言われるようになり、常連のお客さまが増えていきました。
- 配達には「コムス(※)」を導入されているんですよね?
- 三千男オーナー:
はい。積極的に配達を行っている店舗ということでコムスを導入していただきました。1日10件ほどのお届けがありますが、お客さまのご要望の時間帯に合わせるため1日3、4回出動することもあるのでとても便利です。やはり細かな時間帯やお届けできる商品など融通が効くところがセブン-イレブンの強みですから、これからも積極的にお客さまを増やしていきたいと考えています。
※業界初のお届けサービス(店内ほぼすべての食品・日用品等の店内商品を無料にて配達)に導入されたトヨタの新型車体。
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奥さまインタビュー
- 「セブン-イレブンをやりたい」というご主人の言葉を聞いて奥さまは?
- 貴代さん: 「会社員の方が安泰」と思っていましたし、主人もそういう考えだと信じていましたので最初はびっくりしました。しかも私自身もちょうどヘルパーの資格を取得し「さぁ、これから新しい道で頑張らなくちゃ!」と考えていたので、いきなり出鼻をくじかれた感じでした(笑)。でも私は接客の仕事は得意でしたし、何より待ちに待った「セブン-イレブン」のお店を自分で経営できるなんて面白いかも!と思い、主人と一緒に始めることにしました。
- お客さまとのコミュニケーションはとても大事なのですね。
- 貴代さん: 私たちのお店経営の軸にあるものは「コミュニケ-ション」です。オープンから約一年半経ちましたが、それはずっと変わりません。特に高齢のお客さまやお身体の不自由な方とのコミュニケーションで分かったのは、私たちが想像している以上にお買い物に不便を感じていらっしゃるということ。そこで今、私たちは「配達」に力を入れることで地域のお客さまにとってなくてはならない存在になろうと日々走り回っています。実際にお宅に伺うと「本当に助かるわ。また明日もお願いね」とお客さまの元気なお顔をみるだけでホッとしますし、「私たちが届けて差し上げないと!」とさらに強く思います。何か特別な取組みを考えるというより、それらはこうしたお客さまとのコミュニケーションがあって見えてくるものだと考えています。
- セブン-イレブンを始めて良かったことはありますか?
- 貴代さん:
いろいろな出会いがあったことですね。数店舗の奥さま(店長やマネージャー)同士の交流会、名付けて「女子会」なるものがあるのですが(笑)、とても刺激をもらえる場となっています。キャンペーンの展開の仕方やお店づくり、人材育成といったいろいろな相談や意見交換などが中心となりますが、みんなで地元のお祭りに出たりもしています。年齢や価値観、バックボーンは違えど、みんな「同じ目的」を持って集まってきた人たち。思いや喜びを共有できる仲間ができてうれしく思っています。
※OFC=オペレーション・フィールド・カウンセラー(店舗経営相談員)
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おわりに
- 最後に今後の目標をお願いします。
- 三千男オーナー: 「継続は力なり」という言葉をいつも念頭に置いています。私の場合は「コミュニケーション」。特別なことをするのではなく、これを大事にしてきたからこそ今があると考えています。お客さまは大切な財産。いつか2店目をやりたい気持ちはありますが、今は、たとえどんな困難があっても揺るがないくらいの「このお店がいい」と言ってくれるお客さまをしっかり増やしていきたいですね。
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40代関西異業種
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