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人の力を活かす働き方を実践し、
仕事と子育てを両立させる

淵脇亨亮さん

世田谷松原5丁目店(東京都) 
2014年10月加盟

セブン-イレブンでアルバイト ⇒ セブン-イレブン・オーナー


独身時代に、1店舗目をオープン。その後、家族構成やライフスタイルが変化するなかで、ご自身の働き方も変わっていったという淵脇亨亮さん。現在は、2つの店舗を経営していますが、家族の時間もしっかり確保できているそうです。淵脇さんが「仕事と子育ての両立」を叶えるために、実践してきた施策とは?

26歳で1店舗目をオープン

現在、東京・世田谷区内で2つの店舗を経営する淵脇亨亮さん。大学進学で上京した際、アルバイト先として選んだのがセブン-イレブンでした。
「何よりも丁寧な接客に感動し、私自身も働きたいと思いアルバイトに応募しました。最初は深夜を中心に勤務していましたが、2年が過ぎた頃に店長になる機会をいただきました。その後、勤務先のオーナーさんのすすめもあり、独立開業を意識するようになりました」
最初は独立開業のビジョンはなかったという淵脇さんでしたが、店長という責任ある立場で業務を担うなかで、次第に自分の店舗を持つことにも興味がわいてきたそうです。そして、店長の経験をおよそ3年間積んだあと、2015年に世田谷区の千歳烏山駅近くにオーナーとして店舗をオープン。ご自身が26歳のときです。「契約には親族2名で加盟することが条件ですが、当時はまだ結婚をしていませんでした。そこで弟に協力を仰ぎ、兄弟でスタートを切りました」
1店舗目が順調に軌道に乗ると、約4年後の2019年には2店舗目をオープン。その数カ月後にはご長女も誕生し、仕事の環境だけでなくライフスタイルも大きく変化したようです。

従業員さんに任せることで、仕事と子育てを両立

2021年には次女も誕生した淵脇さん。現在は、ふたりのお子さんの子育て真っ最中ですが、ワークライフバランスはうまく図れていると言います。
「子どもが生まれてからは、妻は店内の業務は担わず、基本的に子育てに専念しています。また、私自身も夕方には帰宅できるので、家族と夕食をとり、子どもたちをお風呂に入れたり、寝かしつけたり……と、家事や育児もこなしています。週2日程度の休みと、季節ごとの長期休暇もとれているので、家族で出かけたり、旅行をすることも多いです」
現在は、プライベートの時間もしっかり確保され、家族との時間も充実。気持ちにも時間にも余裕のある働き方ができているそうです。しかし、オープン間もない頃は、現在とは状況が大きく異なっていたようです。
「今でこそ、理想の働き方や時間の使い方ができていますが、オープン当初はそうではありませんでした。当時は、オーナーである自分が先頭に立ち、威厳を示さなくてはいけない。だからこそ、『他の人には任せられない』という思いがあり、業務のほとんどを自分で抱え込んでいました。私としてはお店にかける熱意からの行動でしたが、見方を変えれば独りよがりだったのかもしれません」
仕事のスタイルに変化が生まれたのは、結婚をしてからだと言います。さらに、お子様が誕生したことで働き方を変えることの必要性をこれまで以上に感じたそうです。
「きっかけになったのは自分の結婚式です。結婚式のために1週間ほど休暇をとることになりました。休むとなれば従業員さんにお任せするしかありません。当時、人に任せるということに躊躇があった私は、『私なしでは無理ではないか』という思いも拭い切れませんでしたが、予想に反し、従業員さんたちがきちんとこなしてくれました。このとき初めて自分が店にいなくても業務が回せて、なおかつ自分の元には『頼れる従業員さん』たちがいることに気づきました」
このことをきっかけに考え方が大きく変わったという淵脇さんは、徐々に「従業員さんたちの力を借りる働き方」にシフト。それにより多忙から解放されていったそうです。
「以前は発注も自分にしかできないと思っていましたが、決してそのようなことはありませんでした。なかには発注の精度が高い優秀な従業員さんもいて、その能力に驚くばかり。自分で抱え込むよりも、従業員さんにお任せしたほうがずっと効率的だということに気づきました」
現在は2店舗を経営していますが、ともに発注を含めた多くの日常業務を従業員さんにお任せしているそうです。
「子どもができると家事や育児に充てる時間も必要になりますが、以前のような働き方では、家族との時間はまるで取れなかったと思います。現在、プライベートの時間が十分にとれるのも従業員さんの力があってこそ。本当に感謝をしています。今では、迷うことがあれば従業員さんにアドバイスを求めることもあります。自分にない考え方を持っている方も多く、とても参考になります」

ひとり一人が仕事をしやすい環境を整える

「人に任せる」ことに加え、業務の見える化も淵脇さんがこだわっている工夫の一つだそうです。
「従業員さんに実践していただきたい業務はすべて一覧にし、毎日『誰が何をするか』を明確にしています。例えば掃除ひとつとっても、棚、トイレ、バックヤードなど細かく分担し誰が行うかを明記。完了したら表にチェックを入れるという流れです。しっかりと役割分担をすることで責任を持って実践してくれますし、業務の漏れもなくなります。また、新人の場合『何をやっていいかわからない』という人も少なくありません。やるべきことをきちんと示すことでそのような戸惑いがなくなりますし、仕事もきちんとこなしてくれます」
周りの力を借りることと、従業員さんが動きやすい仕組みを整えること。円滑に業務を遂行するためには、このふたつが重要ではないかと淵脇さんは話します。
「オープンした頃は『セール情報を目立たせる』など、売り場にインパクトを持たせることばかりに注力をしていたように思います。もちろん売り場づくりは重要ですが、オーナーの役割としては従業員さんたちがスムーズに動ける『仕組み』を整えることではないかと今は思っています。ひとり一人が力を発揮しやすい環境を整えることが円滑な営業につながりますし、従業員さんのやりがいにもつながります。ひいては、自分自身のワークライフバランスの充実にもつながっていると感じています。」

店舗を増やして、経営や人手の安定を図りたい

現在2店舗を順調に運営する淵脇さんですが、今後も店舗を増やしていくことを視野に入れているそうです。
「まずは3店舗目を持つことが目標ですが、その後はできるだけ多くの店舗を構えたいという気持ちがあります。店舗数があればリスクの分散にもなりますし、どこかの店舗で人手が足りないときにも調整しやすくなります。また、店舗を増やすことで収益も安定し、それにより従業員さんの給料に反映ができれば、一緒に働きたいと思う人やコンビニエンスストアの仕事に興味を抱く方も増えるのではないでしょうか。」
コンビニエンスストアと聞くと忙しいというイメージがあるかもしれませんが、それは「運営の仕方次第」と話す淵脇さん。どういう働き方をしたいかというゴールを先に決め、叶えるためにプロセスを考えることが大事。淵脇さん自身も、プライベートの時間をきちんと確保するという意思をしっかり持つことで、それを叶えるための働き方に変えることができたそうです。
できないことを前提にするのではなく、できるためにはどうすればいいかに目を向ける。それが、理想の働きかたを叶えるコツのようです。

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