説明会予約 資料ダウンロード

コンビニエンスストアは女性が活躍できる場所。
目指すのは女性が毎日行きたくなるお店

越智直美さん・泉水さん

松山今在家町店(愛媛県) 
2017年2月加盟

公務員 ⇒ フラワーデザイン会社勤務 ⇒ セブン-イレブン・オーナー


松山今在家町店にて長女・泉水さんと一緒に経営する越智直美さん。「お客様と従業員さんを大事にする店でありたい」。亡きご主人のその思いを引き継いだお店では、今日も従業員さんたちがお客様に喜んでいただくために楽しく働いています。越智さんを筆頭に女性が多く働くことが特徴。女性ならではの感性を生かした、お店づくりにも着目しました。

お客様と従業員さんを大事にしたい

「従業員さんたちに、ここで働いてよかったと思ってもらえるお店でありたいです」
そう話すのは松山今在家町店のオーナー越智直美さん。いまは亡きご主人と共に2017年にセブン-イレブンに加盟。現在は長女・泉水さんと一緒にご主人の思いや教えを引き継ぎ、経営に励んでいます。
越智さんご夫妻がセブン-イレブンに加盟を検討していた当時、ご主人はスーパーマーケットに勤務していましたが、会社員ゆえに自分の思いを反映できないもどかしさを感じていたそうです。そんなときに四国に進出間もないセブン-イレブンと出会い、『ここならば自分の理想が形にできるのではないか』と転身を決意。越智さんも加盟に即、賛同しました。
「スーパーよりももっと地域に密着したお店をつくりたい。そして、お客様目線に立った商品選び、お店づくりをしたいという思いがあったようです。私自身もセブン-イレブンであればそれができるのではないかと思いました」(越智直美オーナー)
そんな越智さんご夫妻がオープン当初から意識していたことは、お客様と従業員さんを大事にすることです。
「オープン当初、夫は『お客様が困らないように』という思いから、充実した品揃えにこだわっていました。私は商品をきれいに並べたり、清潔感を大事にしたりするなど、とにかくお客様に心地よく買いものをしていただくことに集中しました」(オーナー)
そう当時を振り返る、越智さん。そして「従業員さんを大事する」という点でも抜かりなかったというご主人。従業員さんが働きやすいようにシフトに配慮したり、全員の誕生日を覚えていてお祝いのケーキを用意するといった心配りには、越智さんも感動したそうです。

父が遺したお店を一緒に守っていきたい

愛娘の泉水さんがお店に加わったのは2021年のこと。2019年にご主人を亡くし一人で経営をしているオーナーの直美さんを助けたいという思いもあり、参画を決めました。
「高校生の頃から父と母が楽しそうに仕事をする様子を見てきたので、いずれは一緒に働きたいという思いがありました。とはいえ他の仕事も経験してみたいという気持ちもあり、飲食店などの接客業でアルバイトをしたのですが、父と母以上に楽しく働く人には出会いませんでした。いくつかの場所を転々とした結果、私がいちばん働きたいと思ったのは、やはり父が遺してくれたこのお店だということがわかりました」(越智泉水さん)
外の世界をのぞいたことで自分の本当の居場所を見つけた泉水さん。現在は、お店で働くことを決めた直前に出産したお子様の子育てをしながら、日々の仕事に励んでいます。
「幼い子どもがいると、仕事先がなかなか見つからないというケースは多いと思います。その点からしても、幼子を持つ自分が働ける場所が身近にあることは、とてもありがたいと思いました。父がお店を始めたからこそ、いま私が子育てと仕事を両立することができています。私の居場所をつくってくれたことに感謝をしています」(泉水さん)
そして、泉水さんのように子育て中の女性にもやさしいお店でありたいと、越智さんは話します。
「小さいお子様がいると、『急なお迎えに行けないのでは』『シフトを抜けると迷惑をかけるのでは』などと気にして働くことに二の足を踏んでしまう人は少なくありませんが、そのような心配をせずに、女性が安心して働ける場所にしたいと思っています」(オーナー)
従業員さんの誰かに急用が入れば、他の従業員さんと協力し合ってフォローをする。そのような従業員の皆さんとの協力や助け合いを大事しながら、一人ひとりが働きやすい環境を整えることも越智さんが大事にしていることです。

私たち自身が毎日行きたいお店にする

「コンビニエンスストアは、女性が活躍できる職場だと思います」とも話す越智さん。現在、松山今在家町店は従業員さんの約8割が女性。女性ならではの感性やきめ細やかさは、お店づくりにも生きているそうです。
そして、「女性にこそ、もっとコンビニエンスストアを活用してもらいたい」という思いもあり、そのために必要なのが女性従業員さんたちの感性や目線なのだとか。
「この仕事を始める以前の私にとって、コンビニエンスストアは日常的に立ち寄る場所ではありませんでした。主婦層が日々買いものをする場所といえばスーパーマーケット。コンビニエンスストアは特別な用事がある日におにぎりやパンを買うとか、男性がタバコや飲みものを買ったり、学生が軽食を買ったりする場所というイメージを持っていました。このような印象を持つ主婦の方は少なくないと思います。しかし実際に働いてみると、日々の献立に役立つものや家族に食べてもらいたいと思う商品がたくさんあります。だからこそコンビニエンスストアをもっと主婦層にも活用してもらいたいし、女性が毎日行きたくなる場所にしたいという思いがあります」(オーナー)
松山今在家町店では「毎日行きたいお店をつくろう」というスローガンを掲げていますが、この言葉には、「私たち自身が毎日行きたくなるお店をつくろう」という意味合いが含まれているそうです。
「女性のお客様に毎日行きたいと思っていただくためには、女性である私たち自身が、『毎日行きたい』と思える店でなくてはなりませんよね。どういう店ならば、自分自身も買い物に毎日行きたくなるか。その視点を大事にして売り場づくりをしています」(オーナー)
ふだん女性がどういったものを求め、どういったものを好むのか。女性だからこそ、それがわかります。女性の感性と目線を生かせれば、男性がつくり上げるコンビニとは違った、「女性好みのコンビニ」ができるはず。そのようなことからも、女性の力が必要な場所ではないかと、越智さんは言います。
そして、理想のお店を築いていくために欠かせないことのひとつが試食会です。
「週1度、5~6人の従業員さんと共に新商品の試食を行っています。味や見た目の感想を伝え合うことはもちろんですが、自分はどれが好みか、商品の良さをお客様に伝えていくためにはどうすればいいかなど、それぞれが意見やアイデアを出し合います」(オーナー)
この場の意見や感想をPOPやお客様へのお声がけや、魅力ある売り場づくりにも役立てます。また、より多くの女性に興味を持ってもらえるようにも心がけているそうです。

従業員さんと一丸となり目標達成を目指すことが楽しい

「仕事が楽しくなるような工夫をすることも大事」と、越智さん。
そして、一つの目標に向かって従業員さんと一丸となり取り組むことこそが、越智さんも泉水さんも、この仕事を続けてきたなかでもっとも醍醐味を感じる時間だと言います。
「セールやフェアのたびに従業員さんと集まり、どのように商品を打ち出していくか作戦会議をします。そして目標を達成するために従業員さんと一緒に取り組んでいくのですが、その過程も楽しいですし、目標を達成すれば喜びはひとしおです」(泉水さん)
「何をするにも一人で仕事はできません。だから、フェアやセールに取り組むときも、誰か一人にお任せするのではなく、たとえばPOPをつくる人、売り場をつくる人というように役割分担を決めます。そして、つくったPOPを売り場づくり担当に託し、次の人がお客様に商品の魅力を伝えて……というように皆でバトンをつなぎ、一つの輪をつくっていきます。このように一致団結して取り組むことはモチベーションにもなりますし、大事なことだと思っています」(オーナー)
また、従業員さんたちが勤務後にその日のことを書き留める「エンジェルノート」も、従業員さんのモチベーションを上げるために越智さんが導入した工夫のひとつです。
「みなさん楽しく働いてくれていますが、ストレスが溜まったり、気持ちが不安定になったりすることは当然あります。そのようなとき、どうしても人の嫌なところや悪いところが目についてしまいませんか? それを口に出せば不満を言う自分も嫌になってしまいます。このような負の連鎖を断ち切るにはどうすればいいのだろうかと考えたときに思いついたのが、良いところに目を向けるこのノートです」(オーナー)
就業後に従業員さんたちは、その日あったできごとをエンジェルノートと呼ぶノートに記入します。ただし、ここに書くのは、同じシフトの従業員さんのよかったことや、お客様に言われてうれしかったことなど「ポジティブ」なことが基本なのだそう。
「これを始めてからは、皆さんがノートに書くための『いいこと』を探すようになりました。それと同時にマイナスな言葉を耳にすることも減りました。小さなことですが効果があり私自身も驚きました」(オーナー)
これまで約6年、経営してきた越智さん。そのうち4年はご自身がオーナーとして、先頭に立ってきました。
「素人だった私がやってこられたのは従業員さんやOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)さんの助けがあったからこそ。1人では何もできないということは日々の仕事の中でも感じています。だからこそ、従業員さんと心をひとつにして、皆で楽しく仕事をしていくことが大切だと思います。そして、従業員さんに『ここで働いて、よかった』と思ってもらえることが私の願いです」(オーナー)
「セブン-イレブンの経営は、夫がくれた私へのプレゼントと思っている」と話す、越智さん。ご主人がいちばん大事にしていた、「お店に来てくれる、お客様や従業員さんを大切にする」という思いを引き継ぎながら、これからも従業員さんたちと力を合わせお店の成長を目指していくそうです。

オーナーからのメッセージ


越智オーナーの“オーナーの1日”をみる

緻密なお店運営、親子で精力的に営むオーナーの1日に密着 緻密なお店運営、親子で精力的に営むオーナーの1日に密着

お近くで開催される
説明会をチェックする

検索する


関連キーワード

お問い合わせはこちらから

説明会予約

資料ダウンロード