Interview「美味しいおにぎりの先」を創る。
それが私にとっての「明日の笑顔」
新卒入社
2012年入社
経営学部卒
K.N.
商品本部 デイリー部 米飯・麺類MD (商品開発担当者)
※2024年1月時点
History
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- 2022年3月
- 現職
- 2021年3月
- 商品本部 地区MD統括部 北海道エリア 地区MD
- 2019年9月
- 商品本部 デイリー部 米飯・麺類 MD
- 2018年9月
- 商品本部 デイリー部 米飯・麺類 AMD(アシスタントマーチャンダイザー)
- 2015年9月
- 関東エリア(千葉県) OFC
- 2014年4月
- 海外事業本部 グローバル推進部 担当
- 2012年6月
- トレーニングストア(千葉県) 副店長・店長
- 2012年3月
- 入社
SEJの「仕組み」に惹かれて入社を決意
私の父は元々韓国で事業を手がけており、飲食店などを経営していました。幼い頃から父の仕事を見て育ったこともあり、フランチャイズという手法で世界に店舗を展開しているセブン‐イレブンブランドに興味を持ち、セブン‐イレブン・ジャパン(以下、SEJ)への入社を決めました。
入社後は店舗勤務やOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー/店舗経営相談員)、海外事業本部で韓国の商品開発に関わるサポート業務を経験した後、現在は商品本部 デイリー部米飯・麺類チームでおにぎりカテゴリーのMD(マーチャンダイザー/商品開発担当者)として働いています。ちなみに商品本部への異動は、社内の立候補制度を活用し、自ら望んで挑戦の機会をいただきました。商品本部に着任後は麺類担当などを経て、現在のおにぎり担当となりました。
SEJの商品開発手法は「チームMD」と呼ばれており、さまざまなお取引先様が集結し、それぞれが持つ強みを生かし、チームで一つの商品を作り上げるのが特徴です。
米飯麺類チームでも、原材料の供給や製造を行うお取引先様と一緒に今後の商品政策を策定、それに向けてスケジューリングを進め、売場にどのような商品を並べていくのかを議論しながら商品開発を行なっています。
おにぎりの美味しさを追求し、八代目儀兵衛様とタッグを組むことに
SEJで調達しているお米は70種類ほどにのぼります。おにぎりの美味しさを伝えるためには、お米の美味しさを追求していかなければなりません。そのためには、銘柄や品種の選定だけでなく、精米方法や管理方法など、あらゆることを把握しておく必要があります。
お米は、同じ銘柄であっても収穫時期や産地によって、品質にばらつきが出てしまうことが最大の課題でした。そこで、お米に関する高い知見を持つ「京の米老舗 八代目儀兵衛」様に監修いただくことにより、課題解決できないかと考えました。
おにぎりの担当に着任早々、お米の品質を追求する「ライスイノベーションプロジェクト」が発足。そこから足かけ1年以上をかけて、八代目儀兵衛様や多くのお取引先様と一緒に開発を進めていきました。
そして2023年3月に、選りすぐりのお米の相乗効果を引き出すブレンド米の採用により商品化に成功。セブン‐イレブンの店頭にそのおにぎりが並んだときには、加盟店のオーナー様から「本当に美味しい」というお声を数多くいただきました。また実際に購入してくださったお客様が「お米、美味しい!」とSNSに上げてくださったのを見たときには、今までの努力が報われる思いでした。現在は、手巻おにぎりとこだわりおむすびに八代目儀兵衛様監修のお米を使用しています。
おにぎりで健康へ。機能性表示商品への再挑戦
品質追求と合わせて取り組んでいるのは、健康感のあるおにぎりの開発と強化です。2018年からセブン‐イレブンでは、「もち麦もっちり!梅こんぶおむすび」に代表されるような健康志向のおにぎりを提供してきましたが、定番商品としてさらに定着させたいと考えていました。
そこで、以前から検討してきた、「もち麦もっちり!梅こんぶおむすび」のもち麦の食物繊維に着目した「機能性表示食品としてのリニューアル」を本格的に進めることに。「機能性表示食品」と謳うためには、商品に一定量以上の機能性関与成分が含まれていなければなりません。そのため、原料となるもち麦や製造方法の見直しを重ねていきました。この取り組みにおいても、やはり開発から1年半の時間をかけ、ようやく機能性表示食品として店頭に並ぶまでになりました。
おにぎりは、セブン‐イレブンの要の商品といってもいい存在です。そして、セブン‐イレブンと同じように私たちの食生活に欠かせないものでもあります。開発にはさまざまな苦労が伴いますが、商品として世に出たおにぎりは、すべてかわいくて仕方がありません。
おにぎりの開発を進めていくことで、人を笑顔にできる。そう思って仕事をしています。
オーナー様の想いを知ることが、より良い商品開発につながっている
私はSEJに入社した後で商品開発の仕事に魅力を感じ、立候補制度を使って商品本部への異動を志願しました。そして商品本部のMDとして業務を行うなかで一番役に立っていると感じるのが、OFCとして加盟店様とお客様を相手に仕事をした経験です。
現場を理解して商品の開発をするのと、知らないまま開発をするのとでは、生まれてくる商品に大きな違いが出るはずです。OFCとして加盟店のオーナー様と接することで、商売における「1円の重み」や「商品への想い」を知りました。だからこそ「価値ある商品を開発する」その意義を理解し、意志を強くもつことが出来ていると感じています。
「食を通じて多くの人を笑顔にしたい」そんな想いのある方と是非一緒に働きたいですね。